オールスターなんて単なる顔見世興行
結局、大谷翔平のポジティブ精神とファン投票に応えたいとするプロ根性が、マイナス効果になって、このブログで7月2日の記事で紹介したような結果になった。
オールスター以後の成績不振は、オールスターというイベントの疲労が蓄積した結果と見るのが正解だろう。大谷も経験になったことだろう。
1年継続して結果を残してホンモノ
ちなみに、ここでは大谷を否定しているのではない。大谷の前半の数字は評価に値する。ただ、初めてなので仕方なかった。だから、周囲はうまくサポートすべきだった。適当な理由を作って次回からは出場だけでも辞退させたほうが良い。
それがチームのためだ。本当の戦いはオールスター以後の8月と9月、そして10月のポストシーズンだ。それを忘れて有頂天になってはいけない。ファンも同じだ。
メジャーリーグファンだが、オールスターは単なる顔見せ興行的なイベントで面白くない。人気低迷のMLB。そのMLB機構を盛り上げるためのオールスターなんて放映権を持つメディアのメリットや開催地の多少の経済効果だけだ。案の定、視聴率も史上最低だった。
このブログではオールスターは一切無視した。バカ騒ぎして大谷翔平を食い物にして消費して終わりのメディアではなく、本当に大谷のことを心配したからだ。
本当は「ホームランダービー」も無視したかったが、バッティング練習の代わりぐらいに考えて少しは紹介したに過ぎない。
コンディショニングを考えて出場は辞退している選手もいる
選手の立場になって考えれば試合以外にもセレモニーなどに参加する事で必要以上に疲労が蓄積し、大事な後半戦に成績を落とせば本末転倒だろう。
今後の契約に影響する選手もいる。ポストシーズンなどで活躍すれば、正念場に強いというイメージで契約時のプラス要素になるが、オールスターで活躍しても効果は薄い。契約にはプラスにならない。
メディアにネタ(話題性)を提供して、無責任なファンに消費されて終わるだけだ。
コンディショニング調整はチームがする仕事だ
万年Bクラスのエンゼルスは、ポストシーズンの可能性が3%もないチームだから、来季を考えて8月は個人のコンディショニングを考えて出場させればいい。
そういう意味でのショー・マドン監督の意向で欠場させたということだが、当然だろう。後半戦はここまで6試合に出場し、打率.167(24打数4安打)、1本塁打、4打点と苦戦している。
ただ、研究熱心で、修正能力のある大谷の事だからすぐに復活するだろう。そのためにも連戦が続くこの時期にあと数試合は連休させたほうが良い。