MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

MLBのオールスター視聴率は過去最低4・5%、日本では9・0%

こういうテーマのブログなので、あまりリーグの批評はしたくないが、日本のメディアがノー天気な報道をしているので、現実を紹介したい。

 

メジャーリーグの人気は落ちている!大谷が救世主?

 

事実だけを紹介する。現地時間13日(日本時間14日)、コロラド州デンバーで行われたMLBオールスターゲームを実際にオンエアしたFOXテレビの発表では、米国内の視聴率は4.5%で、これまで最低だった2019年(オハイオ州クリーブランド)の5.0%を下回って過去最低だったという。

 

 

事実、メジャーリーグではリーグ全体の総観客数は長期低落傾向にあり、人気は残念ながらアメリカンフットボールのプロリーグNFL、次にバスケットボールのプロリーグNBAの次ぐらいだろう。

 

 

他のスポーツに比べて試合数が圧倒的に多いので、総観客数では極端に見劣りする数字ではないが、各フランチャイズの球場キャパと比べてもそれほどでもない。

 

 

スタジアムの平均キャパが違うので、野外の大きな球場と室内スポーツの体育館の違いも考慮して下の比較を見ていただきたいが、MLBでも近年は5万人以上のスタジアムは減って、新設の球場は3~4万人規模がスタンダードになってきている。

 

 

NFL

アメリカンフットボールアメリ

6万7100人

 

メジャーリーグベースボール(MLB)

野球/アメリ

2万8830人

 

NBA

バスケットボール/アメリ

1万7857人←室内施設

 

■NHL

アイスホッケー/アメリ

1万7456人←室内施設

 

 

 主なスポーツリーグの平均観客動員数 

※2018シーズン、もしくは2018-19シーズン

 

1. NFL

アメリカンフットボールアメリ

6万7100人

 

2. ブンデスリーガ

サッカー/ドイツ

4万3458人

 

3. プレミアリーグ

サッカー/イングランド

3万8168人

 

4. オーストラリアンフットボールリーグ(AFL)

オーストラリアンフットボール/オーストラリア

3万6687人

 

5. インディアン・プレミアリーグ(IPL)

クリケット/インド

3万0004人

 

6. 日本プロ野球(NPB)

野球/日本

2万9785人

 

7. メジャーリーグベースボール(MLB)

野球/アメリ

2万8830人

 

8. ラ・リーガ

サッカー/スペイン

2万6886人

 

9. セリエA

サッカー/イタリア

2万5237人

 

 

 

日本のプロ野球NPB)よりも少ないメジャーリーグ

 

2018年の統計では、日本で最も人気の高いスポーツリーグである日本プロ野球NPB)は平均2万9785人の観客を動員しているが、メジャーリーグベースボールMLB)の平均観客動員数(2万8830人)はそれよりも下回っている。

 

 

先日のオールスター・ゲームでも大谷翔平が頑張っているので、その人気にあやかって日本の地上波(テレ朝)でもオンエアしていたようだが、世帯平均視聴率が9.0%(関東地区)だったことが15日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 

 

同局では解説に元メジャーリーガーの川上憲伸氏を迎えて3時間の緊急生放送でオンエアしたが、個人視聴率も4.4%だったらしい。

 

 

それでもマシな方だというから、普段はどれだけ低いのか察することができる。考えてみれば朝から地上波を観られるなんてリタイアしたご年配しか見ていないということだろう。私も地上波は遅くて正確でも無く、逆に情報操作してくるので一切見向きもしない。

 

 

9.0%という数字だけを見ると、日本のメジャーリーグの現実を知らないにわかファンと視聴率狙いのメディアが、必死にも盛り上げている割には低い数字と捉えることもできる。緊急放送の特番だからね2ケタも届かなかったのは笑える。

 

 

テレ朝という左寄りの放送局では、サッカーなどは(代表戦だけ)力を入れて放送しているが、メジャーリーグは普段は全く放送しないにもかかわらず、視聴率爆上げを狙って午前8時スタートの偏向報道ワイドショーから長嶋一茂や玉川というテレビ局員が大谷翔平の魅力について取り上げたようだが、世帯平均視聴率で11・9%(関東地区)とかろうじて2ケタに届き、低すぎる普段の放送と比べれば多少アップしたようだ。

 

 

後半戦を考えたらオールスターは休養期間にしたほうがいい

 

ハッキリ言おう。人気低迷のMLB。そのMLB機構を盛り上げるためのオールスターなんて放映権を持つメディアのメリットや開催地の多少の経済効果だけと考えているので全く関心がない。

 

 

試合以外にもセレモニーなどに参加する事で必要以上に疲労が蓄積し、大事な後半戦に成績を落とせば本末転倒だろう。

 

 

今後の契約に影響する選手もいるだろう。ポストシーズンなどで活躍すれば、正念場に強いというイメージで契約時のプラス要素になるが、オールスターで活躍しても効果は薄い。みんなすぐに忘れる。

 

 

それよりも後半戦に失速すればメディアなんてすぐに手の平を返す。ファンの期待に応えるのも大事だが、まずは1年間で確かな実績を作る。活躍すれば今後、何回でも出場する機会はあるはずだ。

 

 

現に、コンディショニングを理由に参加しても試合には出ない選手もいる。

 

 

長期の連戦が続くMLBの過密日程の中で「オールスター・ブレイク」は体を休めたほうがいい。お祭りより公式戦のほうが大事だからだ。

 

 

※このブログを最後まで読んでいただいてありがとうございます。

このブログでは、なるべく公式情報や正確なDATAをもとに情報をお届けしていますが、筆者の憶測や感想を織り交ぜてお届けしている「物語」の部分もありますので、ご了承ください。

 

 

 

 

 

▽Information source

 

https://real-sports.jp/page/articles/278069595275789393