MLB2020 ALDS
GAME2は田中が先発、早い回に被弾しないことが勝利の方程式
日本人選手が田中将大(ヤンキース)と筒香嘉智(レイズ)だけになって、一気に興味を失ったMLB2020年の10月決戦だが、ア・リーグの地区シリーズ(ALDS)のGAME1は、ヤンキースが10対4で大勝した。
詳しい詳細は、すでにMLB公式サイトやスポーツ関連サイトで既報済みなので、そちらを参考にしてほしい。
5試合制の初戦でヤンキースがレイズのエース左腕ブレイク・スネルから右の大砲、アーロン・ジャッジ、ジャンカルロ・スタントンらの1発攻勢で打ち勝ったのはヤンキースらしい勢いの出る展開だったといえる。
エース右腕のゲリット・コールが2本塁打を食らったが、ヤンキース打線の打つべき選手が打って15安打10得点という展開は、ニューヨークのファンたちが立ち上がって喜んだに違いない。
この展開でGAME2も田中が好投して2勝目を獲れば、一気に3戦スイープでヤンキースがチャンピオンシップ(ALCS)に勝ち上がることも考えられる。
田中にとってもポストシーズンに強いことを印象付けてヤンキースとの契約延長を確実なものにしたいだろう。田中のポストシーズンでのキャリアスタッツは5勝3敗、50イニングで防御率2.70、40奪三振、与四球14。けっして悪くない。
まずは、早い回に失点しないこと、ポストシーズンでのクオリティスタートは個人的には5回2失点と考えているので、15年の対アストロズ戦の2発のように早い回に被弾することは避けたい。(この試合でヤンキースはカイケルに3安打に抑えられて0対3で敗れた。田中も5回を被安打4で好投したが、2回と4回にソロ本塁打を献上して敗戦投手になった。
よく解説者が、「ソロ本塁打なら仕方がない」と甘口の解説をするが、自分が監督なら、短期決戦での一発は命取りになるのはわかっているはず、非力なレイズ打線相手に被弾だけはしないことが最低限のミッションだろう。コールでも2発被弾しているので、警戒が必要だ。