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【MLB契約情報】レッドソックスが負傷中の右腕マクヒューと1年契約

この時期に契約するということは、チームにも選手側にも訳ありのことが多い。アストロズからフリーエージェントになっていた右腕コリン・マクヒューレッドソックスと1年60万ドルで契約した。

マイナー契約のような契約金だが、この契約には投球イニング数に応じたインセンティブが設定されており、マクヒューには最大で425万ドルが支払われる。

17年に肘を故障しているマクヒューは、それもあって17年から19年の3年間はブルペンに回されたが、その前の3年間は弱かったアストロズで、11勝(14年)、19勝(15年)、13勝(16年)と3年連続150イニング以上を投げた経験があり、メジャーキャリア8年で58勝(43敗)、防御率3.95、WHIP1.253をマークしている。

ペイロールの圧縮から デービッド・プライスをトレードで放出。頼みの左腕クリス・セールも肘に爆弾を抱えスロー調整で開幕も出遅れる。そうしたことからレッドソックスは、先発経験も豊富なマクヒューを獲得した。

ただ、彼自身も右肘の状態に不安を抱えている。昨年8月31日に右肘の痛みで負傷者リスト入りし、現在も右腕の屈筋のケガから回復の途上にあり、投球プログラムも開始していないという。

ロン・レネキー監督は「まだ様子を見ている段階で、いつ彼が始動できるのか、その時期は分かっていない」と述べている。それを考えると1年60万ドルの金額がマクヒューの評価そのもので、緊縮財政のレッドソックスが、そうした状況下で保険を掛けた契約かもしれない。

▽Information source

https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202003060000272.html

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