MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

父の遺伝子を引き継ぐゲレーロJR.がいよいよメジャーデビュー!

メジャーリーグでプロスペクト(若手有望株)として注目されているブルージェイズ傘下のマイナーリーガー、ブラディミール・ゲレーロJr.のメジャーデビューが近づいている。

 

MLB プロスペクト情報

 

MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると現在ブルージェイズ傘下トリプルAのバッファロー・バイソンズに所属するゲレーロJr.は、ダブルAから昇格してトリプルAで8試合3本塁打、8打点、打率.367、長打率.700、OPS1.124をマーク。

 

メジャークラスの選手たちが多数在籍するこのクラスでも十分通用することを証明し、長打率.700という話題のパワーを発揮。二十歳の若者のメジャーデビューが近づいてきているという。

 

 

 

父も元メジャーリーガー、カナダ生まれ

ゲレーロJr.の父は昨年野球殿堂入りを果たした通算2590安打、449本塁打を誇るブラディミール・ゲレーロ元外野手。ジュニアは父がモントリオール・エクスポズに所属していた時にカナダで生まれ、カナダとドミニカ共和国の両方の国籍を持つ。

 

2世、3世や親せきが同じメジャーリーガーという例は、珍しくない。

 

2世では、イチローとも仲のいいケン・グリフィー親子が有名。阪神で活躍してメジャーでもブレイクしたフィルダー親子も日本では良く語られる2世物語だ。

 

3世でも調べるとヤンキース現監督アーロン・ブーンも「ブーン・ファミリー」として3代でメジャーリーガー。とくに、イチローと共にマリナーズの黄金期に活躍した兄のブレッド・ブーンは、ブンブン振り回すタイプで、長打力のある二塁手だった。

 

また、ここでも紹介したが、パドレスのフェルナンド・タティス・ジュニア(20歳)は開幕ロースター入りを果たし、ここまで24試合で打率.299、6本塁打、13打点、OPS.947で、大型契約で話題になったマニー・マチャドを凌ぐ結果を出している。

 

 

 

 

ゲレーロJr.の場合は昨年の春も騒がれて19歳でメジャーデビューするのではないかという気の早い報道もあったようだが、今回は、その日が本当に近いことを感じさせる。

 

来年あたりはオールスターの前夜に開催される「ホームランダービー」に出場してそうな気がする。