今季限りで引退を表明しているヤンキースのC.C.サバシアがメジャー通算3000奪三振に残り「6」まで迫っている。
サバシアは今季、2試合に先発して1勝0敗(通算247勝153敗)。10イニングを投げて8奪三振、失点1の防御率0.80と安定したピッチングを見せている。
到達すればメジャー17人目になる「3000奪三振」。左投手では3人目というマイルストーンだ。
MLB公式サイトでは予想を現地4月後半のサンフランシスコでの対ジャイアンツ戦(オラクルパーク)にしているが、その前のロサンゼルス(アナハイム)での対エンゼルス戦(現地24日)の先発も予定されており、一気に到達することも考えられる。どちらにせよチームの西海岸遠征中に到達する可能性が出てきた。
After tonight's 5-strikeout performance, CC Sabathia is just 6 away from 3,000 for his career. pic.twitter.com/9wgUyOj1lt
— YES Network (@YESNetwork) 2019年4月20日
サバシアは、 01年にインディアンスでデビュー。1年目でいきなり17勝5敗を挙げ、新人王投票でイチロー(マリナーズ)に次いで2位。08年12月に7年1億6100万ドルという当時としては投手史上最高額でヤンキースに移籍した。
ヤンキースでは、09年、10年と2年連続最多勝に輝くなど絶対的エースの存在で、黒田博樹も12年から3年間チームメイトだった。
12年から球速が下降し始め成績も悪化。14年には太りすぎを気にしてダイエットした結果、激やせして周囲を驚かせた。
16年のシーズン前にはアルコール依存症に悩み本格的な治療を受けていることを明かしたが、この年から球種にカッターを取り入れたことで技巧派として復活。その年以降、防御率も3点台に回復している。
今季は1年1000万ドルで契約を結び2月に引退会見した。 もちろん現役投手では最多奪三振。ちなみに、現役2位はアストロズのジャスティン バーランダーが2744をマークしている。(MLB23位)