MLB移籍情報
打線の主軸A.J.ポロック、先発投手で左腕パトリック・コービンがフリーエージェント(FA)になるアリゾナ・ダイヤモンドバックス。
ここでも10月21日に紹介しましたが↓
地元メディアの番記者ニック・ピエコロ氏によると終盤に失速し82勝80敗に終わったダイヤモンドバックスは、(チームの方針について)重要な時を迎えているという。
その理由として、A.J.ポロック、パトリック・コービンというチームの軸となる選手2人がFAとなり、1年後にはポール・ゴールドシュミットの契約が終了することをあげています。
ピエコロ氏の憶測では「再建のときが近づいている」という感触があり、「問題は今すぐに始めるのか、それとも来年まで待つのか」という状況だと伝えている。
その場合、再建の資金捻出としてエース右腕ザック・グリンキーの名前をあげ、3100万ドル以上の年俸が3年間残り、その一部を負担してでもトレードが成立するのであれば、見返りとしてプロスペクトを獲得できる可能性があり、削減できた予算を戦略的にFA市場で使うことができるとしている。
それよりも現実的なのが、主砲ポール・ゴールドシュミットだろう。
今季は、後半数字を戻して最終的には打率.290、出塁率.389、長打率.533、OPS.922、33本塁打、83打点。rWAR5.4と高い数値が出ている。これで2019年が年俸1450万ドルは安い。マーケット・バリューは2800万ドルという試算もある。
ここ数年、一塁手が不安定なヤンキースあたりが狙っているという噂もある。ヤンキースならDH兼用としても使える。
パトリック・コービンも先発ローテーションに左腕が欲しいチームにとっては喉から手が出るほど欲しい選手だろう。MLB.comでもその記事が出ていたが、ヤンキースのトップターゲットだ。
29歳、今季2回目の200イニングを達成。rWAR4.8を見ただけでもメジャーファンなら細かい説明はいらないだろう。
ニューヨーク州シラキュース出身で、子供の頃からヤンキースファン。当然、家族も代々ファンだという。チームはクオリファイング・オファーを出す可能性が高い。
QO拒否選手を獲得した場合に課せられる犠牲を考えても彼を獲りに行く可能性があるという。
ヤンキースの先発ローテは、左投手の補強がマスト。田中将大、ルイス・セベリーノは右腕で、36歳のJ.A.ハップ、38歳のCC.サバシアはFAで失う。来季がFA前最終年となるソニー・グレイは、期待されたほどでもなくトレード放出の可能性が高く、シーズンの途中に補強した右腕ランス・リンもFA。
セベリーノ、田中に次ぐ投手がいない。これは、今季の開幕前にも指摘された。トミー・ジョン手術を受けたジョーダン・モンゴメリー、3Aのユスタス・シェフィールドらは来季の開幕から使えない。200イニングを投げたコービンの左腕がたくましく感じるのは当然かもしれない。
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