ダルビッシュ有を夏にリリースして、これまで以上にコマ不足のレンジャーズ投手陣。合意が伝えられていたベテラン右腕ダグ・フィスター投手との正式契約が結ばれた。
MLB契約情報
それほどインパクトのあるニュースではないが、大谷翔平やジャンカルロ・スタントンの動向もあってか、動きの鈍い移籍市場で、ある程度の実績ある選手として最初のFA契約になった。
ダグ・フィスター投手は基本給350万ドル(約3億9,000万円)。これに50万ドル(約6,000万円)のインセンティブが含まれる年俸400万ドル(約4億5,000万円)の1年契約。
2019年については年俸450万ドル(約5億円)の球団オプション、または50万ドルのバイアウト。
来季34歳になるフィスターは、5月にようやくロサンゼルス・エンゼルスと契約。しかし、登板機会のないまま6月に放出され、レッドソックスに加入した。今季は18試合(うち先発15試合)の登板で、5勝9敗、防御率4.88の成績だった。
レンジャーズの先発ローテは、これでコール・ハメルズ、マーティン・ペレス、ダグ・フィスターの3枚になったが、エース格でキャリ12年の左腕コール・ハメルズは、5月に故障者リスト入りして6月末に復帰したが、今季は24試合で148イニング、11勝6敗、防御率4.20で、34歳で迎える来期にも不安を残す。
マーティン・ペレスは2017年が185.0イニングで防御率4.82、直近3シーズンの防御率が4.57。
ダグ・フィスターは2017年が90回1/3で防御率4.88、直近3シーズンが防御率4.58という成績に終わっているため、ローテの3から4番手クラス。
同地区ライバルのアストロズがワールドシリーズを制した。脆弱な先発ローテを補強するために今後もレンジャーズの投手補強は続くものと思われる。