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【MLB移籍情報】カージナルスがレイズ守護神のトレードを画策、ダルビッシュ代理人とも接触

 

MLB移籍情報

 

 

この数年のカブスの台頭、ブルワーズの躍進で、地区3位まで後退したカージナルス。2011年はラルーサ監督のもと11度目の世界一に登りつめ指揮官をマイク・マシーニーに代えてからでも13年から地区3連覇。15年には10年ぶりのシーズン100勝を達成したが、16年、17年とプレイオフ進出を逃した。

 

カージナルス

 

 

カージナルスは“ベースボールタウン”セントルイスフランチャイズを置く人気球団で、観客動員はMLBでもトップクラス。ロサンゼルス・ドジャースの376万5,856人に続く、MLB30球団中2位の344万7,937人を記録。

 

スタジアムの稼働率だけでいうとドジャースを上回る93.5%で4位。これもカブスレッドソックスは、リグレーフェンウェイパークが3万人台のキャパなので4万人以上のスタジアムを保有する球団としてはジャイアンツに次ぐ2位。

 

 

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出典:http://www.sport-ryugaku.com/entry/mlb-2017-attendance

 

 

これまでファーム層を充実させて内部育成を重視するスタイルで、大金を投入してFA市場で大物選手を獲得するというイメージの少ない球団だが、上のように観客収入と大型契約の放映権料収入により、資金は潤沢にあると見ていい。

 

このオフ、カージナルスは、早々と2人の主力ブルペン投手を放出した。

 

20セーブを挙げたオ・スンファン(呉昇桓)とトミー・ジョン手術の元オールスター選出クローザー、トレバー・ローゼンタールだ。ローゼンタールは、11セーブを挙げていた。

 

 

このためバックエンドを埋めるためレイズの守護神アレックス・コロメのトレードを画策している模様。

 

12月に29歳になるコロメは、16年に37セーブ(防御率1.94/奪三振率11.3)、17年は47セーブ(防御率3.24/奪三振率7.8)でア・リーグのセーブ王。18年が年棒調停1年目で大幅アップは間違いない。

 

カージナルスは、FA市場よりもトレード市場での方が優先順位が高いという情報だが、FanRag Sportsのジョン・ヘイマン記者によるとトップクラスのスターターも模索していて、ダルビッシュとジェイク・アリエッタらも候補になっているという。

 

11月12日の日曜日の夜には、カージナルスのジョン・モゼリアック社長は、ダルビッシュの現在の代理人ジョエル・ウルフ氏と会った。さらに、ジャンカルロ・スタントンの代理人アダム・カッツ氏とも1時間超の会談を持ったという。

 

打線の主軸とトップ・スターター、さらには、クローザーの獲得と、中部の名門チームが同地区ライバルの台頭を指をくわえて見ているわけがなく2017年~2018年のオフは、早い段階からモゼリアク社長の名前が多くメディアに登場している。

 

そう言えば、今季ワールドシリーズを初制覇したアストロズも昨年のオフは早い段階から積極的な補強に動いた。