レッドソックスの上原浩治は、地元でのレイズ戦に2点リードした9回から5人目で登板。
先頭の1番フォーサイスをレフトライナー。2番ミラーを速球で見逃し三振。3番ロンゴリアには甘く入った速球を捉えられグリーンモンスター越えのソロ本塁打を打たれて1点差になったが、4番モリソンをセンターフライに抑えて6対5で勝利した。
6月24回以来、今季3セーブ目。1回を1安打1奪三振の1失点。今季35試合の登板で2勝3敗3SV、防御率4.96。
田澤、キンブレルに異変
レッドソックスが中継ぎ陣を補強するため、ダイヤモンドバックスからトレードでアンダスローのブラッド・ジーグラー投手を獲得。
これには中継ぎ陣の苦しい事情があって田澤純一が右肩の張りを訴え登板回避。前半戦はチーム最多の35試合に登板していた。
さらに速報でクローザーのクレイグ・キンブレル投手も左ヒザの状態が悪くMRI検査を受ける予定で、オールスターも欠場する可能性が出てきた。
レッドソックスは今季、新体制のデーブ・ドンブロウスキー社長のもと、先発の柱デービット・プライスをFAで獲得。
中継ぎも昨年マリナーズで70試合に登板、防御率1.94をマークした26歳のカーソン・スミス、抑えには実績十分のキンブレルを補強して投手陣を整備した。
しかし、スミスは、わずか3試合の登板で離脱し、5月24日にトミー・ジョン手術を受けた。
この辺りからほころびが生じ、田澤、上原、キンブレルの登板過多が、ここに来て影響しているのかもしれない。