ピート ローズの歴代通算安打まで、あと4本に迫るイチローだが、これまで積み上げた数字を支えたのが「速さ」。
イチローのもう1つの武器を証明する記録として米メディアでも紹介していたのが「45盗塁連続成功」。
2006年4月19日から07年5月17日までの約1年あまり、イチローが一度も盗塁死することがなかった。これはア・リーグ記録で、メジャーでは、ビンス コールマンが1988年から翌年にかけて達成した50盗塁連続成功に次ぐ記録だという。
イチローは先日、メジャー通算500盗塁を達成した。
現地6月10日現在で通算504はMLB歴代37位タイ、現役選手では最多記録となっている。 MLBで81.3%の成功率は歴代4番目。三塁へは111盗塁で成功率は92.5%だからチームに対する貢献度も計り知れないものがある。
個人的にいつも思い出すのは01年のメジャー初安打だが、ベースランニングだけでいえば07年、ジャイアンツ本拠地AT&Tパークで行われたオールスター戦。
イチローは、オールスター史上初のランニングホームランを記録。5回に右中間へ放った打球を外野手が処理に手間取る間に快足を飛ばしてスタンディングでホームイン。
AT&Tの右中間は変則的だから、ラッキーだったわけだが、もしイチローがシアトルではなく、もう少し南にさがったサンフランシスコでキャリアを重ねていれば、もう何本か、レギュラーシーズンで“Inside-the-park home run”を見られたかもしれない。
ICHIRO COUNTDOWN
- 歴代通算安打4,256安打まで4
- MLB3,000安打まで26