MLB メジャーリーグ物語

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前阪神のマートン外野手が虫垂炎の手術から実戦復帰

川﨑宗則と共にマイナー契約契約でメジャーのスプリングトレーニングに参加していたシカゴ・カブスのマット マートン外野手(35)が現地15日、3月2日に虫垂炎の手術を受けて以来、初めて実戦への復帰を果たした。メジャーリーグ公式サイト『MLB.com』が伝えている。

マートンはこの日、実戦形式の打撃練習でチームのエース左腕ジョン レスター投手と対戦。シングルヒット、二塁打と2本のヒットを放ち、開幕メジャーへ向け猛アピールした。

まだ痛みはあるようだが、スイングする上で問題はないとマートンは語ったとのことで、順調に回復しているのは間違いないようだ。

昨季まで阪神タイガースに所属したマートンは、阪神1年目の2010年には、シーズン214安打(当時のNPBシーズン最多安打記録)を達成した。

この記録は、その後、秋山翔吾が216安打を放って塗り替えられたが、NPBの右打者および外国人選手の最多安打記録の保持者として名を残している。NPBでの6シーズンでキャリア通算打率.310、77本塁打、417打点の好成績をマークしている。

メジャーでは、2003年のドラフト1巡でレッドソックスに入団。05年にカブスに移籍しメジャーデビュー。

このシーズンは51試合と少ないながらも打率.321、7本塁打、14打点、OPS .908という成績を残し、翌06年には、カブスの開幕スタメン(レフト)を飾っている。

この06年は、ほぼメジャーに定着し、144試合出場でチームトップの打率.297, 13本塁打、62打点、OPS .809の成績を残した。

07年はチームが長打力を強化するといった方針でアルフォンソ ソリアーノ、クリフ フロイド両外野手をFAで獲得。マートンはレギュラー争いに敗れた。

その結果、08年には、昨年リーグMVPに輝いたドナルドソン(ブルージェイズ)らと共にアスレチックスにトレードされているが、そこでは結果を残すことができず09年にはロッキーズへトレードされた。

メジャーでは5年間で、打率.286、29本塁打、112打点をマークしている。川﨑同様、マートンの活躍にも期待したい。

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