MLB契約情報
ダルビッシュ所属のレンジャーズが、ワシントン・ナショナルズからクオリファイングオファー(QO)を拒否してFAになっていたイアン・デズモンドと1年800万ドルで契約に合意した。
30歳のデズモンドは、遊撃手でキャリアのほぼ全てに出場しているポジションプレイヤー。キャリア通算では7年間で、110本塁打、打率.264、出塁率.312、OPS.736。
本塁打は、2012年から3年連続20本以上、盗塁は、2011年から4年連続20盗塁以上を記録 (2012年からは、3年連続「20本塁打・20盗塁」を同時に記録) するなど、パワーとスピードを兼ね備えたMLBを代表するショートだった。
The #Rangers have reportedly agreed to a one-year deal with Ian Desmond, pending a physical: https://t.co/A812lXx5Nc pic.twitter.com/nPZRObyaV7
— Sportsnet (@Sportsnet) 2016年2月28日
しかし、昨年は、不振のシーズンを送った。
156試合に出場したが、打率はメジャーデビュー以来ワーストとなる.233。リーグワースト2位の187三振を喫し、2年連続180三振以上・自己ワースト記録となってしまった。
ホームランは、通算100本塁打を達成したものの19本に留まり、20本以上が3年連続でストップ。盗塁も13個に留まり、「20本塁打・20盗塁」以上の同時達成が止まった。打てるショートストップというイメージに陰りが見え始めている。
守備面でも、失策が3年連続で増加して27失策。DRSは+1だった。
といことでレンジャーズでは外野手のレフトとして起用されるという噂がある。この契約に伴って、デズモンドがクオリファイングオファーを拒否しているためレンジャーズは全体19位指名権を喪失。
確認していないが、これでクオリファイングオファーを拒否した選手の所属が全て決まったらしく、これにより今年のドラフト1巡目の指名順位が確定したもよう。
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