イチローの打席数確保のため?
メジャー3000本へ、新たな挑戦!?
先日の入団発表記者会見で「51」番のユニフォームに袖を通したイチローが、ファーストミットを持つかもしれないというプランが浮上しています。
マイアミの地元メディアでも報じられ、話題づくり程度のプランと思いますが、実現する可能性は十分にあるらしい。
イチローのマーリンズ入団実現に尽力したマイケル・ヒル強化担当責任者は、地元メディアが報じている仰天プランを否定せず、MLB生活14年間で10度のゴールドグラブ賞受賞を誇る名アウトフィルダーがファーストミットを持つ可能性があることを認めている。
「イチローの一塁? 実は私たちもどうなるか注目しているんだ。そろそろスプリングトレーニングが始まる。我々のチームにはメジャーリーグ最高の内野守備コーチがいる。彼(イチロー)は、どんな形でも我々の勝利に貢献したい、できるだけ多くの試合に出場したい、とも話しているのだからね」
一塁コンバートで打席数が増えるイチロー
マーリンズのマーセル・オズーナ、クリスチャン・イェリッチ、ジャンカルロ・スタントンは平均年齢24歳で、メジャー最強の外野トリオと評価されています。
MLB公式サイトは、この最強外野トリオの代わりに出場した選手の昨年の総打席数「340」は、すべてイチローが手にできる可能性があると分析している。それでも、故障選手の多かったヤンキースに比べて打席数が、さらに減ることになる。
メジャー通算3000本安打の金字塔まで156本と迫っているイチローにとって、以前のように600打席を超えれば難なくクリアできる数字ですが、300打席で安打156本は無理。そこで、少しでも出場機会を増やすというのが、「一塁コンバート案」。
驚愕のプランですが、その実現を検討するに至る背景にはイチローの類稀な身体能力に加え、マイケル・ヒル強化担当責任者がメジャー最高と語る指導者の存在がある。
その指導者とは、内野守備コーチのペリー・ヒル氏。これまでメジャー5球団で内野守備コーチを歴任し、11年からマーリンズにコーチとして復帰している。
二塁手としてゴールドグラブ賞に3度選出された元マーリンズのルイス・カスティーヨなど、数々の名内野手を育てた実績があるという。
ヒル内野守備コーチの指導実績と圧倒的な手腕は、41歳にして初となるイチローの一塁挑戦を後押しすることになるかもしれない。
さらに、このコンバート説が浮上した背景には、つづく・・・