MLB メジャーリーグ物語

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イチロー12打席ぶりヒット「2999安打」で偉業へ王手

 

マーリンズイチロー外野手は現地6日、敵地デンバーで行われたロッキーズ戦の8回に代打で出場し、三塁線へ内野安打を放ってメジャー通算2999安打とし、MLB史上30人目の3000安打達成に王手を懸けた。

 

 

イチロー3000

 

 

7月28日に行われたカージナルス戦の7回に代打で右翼線二塁打を記録して以来、7試合11打席連続で無安打が続いていたイチロー

 

この日も先発を外れてベンチスタート。12対3と大きく点差を広げられた8回に先頭打者として4番スタントンの代打として打席が回ってきた。  

 

イチローは、2ボール2ストライクからの6球目、92.8マイルの4シーム(直球)を三塁線へ転がし、三塁手のアレナドがベアハンドで取って一塁に送球したが、間に合わず三塁内野安打になった。

 

イチローは9回にも打席が回ってきたがピッチャーゴロに終わった。歴史的瞬間を見届けようとクアーズフィールドのファンがスタンディングオベーションイチローの打席を迎えていた。

 

 

大記録を前に足踏み状態が続いていたイチローは、地元メディアに、今までにない重圧を感じていることを明かしている。

 

地元紙「サン・センチネル」が「イチローは3000安打達成に向けてプレッシャーを感じている」との見出しで伝えている。

 

通訳を通じて「打席に向かうたび、プレッシャーを感じていますが、様々なタイプのプレッシャーがあり、これは違うタイプのプレッシャーです。今後もうこういった経験はできないでしょう。ファンは声援を送ってくれていますし、ヒットを打ちたいと思っています。だめだった時は、彼らの前で打つことができなくて残念に思っています」と語ったという。

 

「打席に向かうとファンは温かく、立ち上がってヒットを期待してくれています」、「ああいった場面で総立ちの喝采を浴びて何も感じないとしたら、人間ではないですね」と、メジャーを代表する安打製造機も偉業を前に重圧と戦っている。

 

 

◇記事参考

http://full-count.jp/2016/08/06/post41299/