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アスレチックスが来季から3年間サクラメントに本拠地を移転

アスレチックス

 

 2028年からラスベガスへフランチャイズを移す予定のアスレチックスが、来季からラスベガス移転までの3年間、一時的にサクラメントの3Aの球場を本拠地にすると発表した。

 

オークランドサクラメント→ラスベガス

 

 

 

 

 現在の本拠地であるオークランドコロシアムとの賃貸契約が今季で切れるため、契約延長の交渉も行っていたが合意に至らず、オークランドから約130キロ離れたサクラメントにあるサッター・ヘルス・パークに移転することにしたようだ。

 

 なお、今回のアスレチックスとサクラメントの合意には、ラスベガスの新球場が予定通りに完成しなかった場合、2028年シーズンもサクラメントでプレーするためのオプションが盛り込まれている。

 

 アスレチックスのジョン・フィッシャー・オーナーは会見で「次の3年間、サクラメントでプレーすることを楽しみにしている。この美しい球場で、アスレチックスだけでなくアーロン・ジャッジ(ヤンキース)のような素晴らしい選手たちがホームランを放つのを見られる」と話した。

 

 サクラメントのサター・ヘルス・パークは収容人数1万4014人。今後、メジャーレベルの標準に近づけるため、スタジアムの改修工事が行われる見込みとなっている。

 

 アスレチックスはフィラデルフィアを本拠地として1901年のア・リーグ誕生時に加盟。1955年からカンザスシティに移り、1968年から現在に至るまでオークランドを本拠地としてきた。

 

 1972年からのワールドシリーズ3連覇を含め、ア・リーグ2位タイ(メジャー3位タイ)の世界一9度を誇る名門球団だが、オークランドでの56年の歴史に幕を閉じることになった。

 

 サクラメントでプレーする間は、球団名に都市名を付けないという。