大谷翔平の入団会見がドジャースタジアムで開催されたこの日、「ESPN」のジェフ・パッサンがドジャースとレイズ間でトレードが成立したことを伝えている。
トレード情報
ドジャースが先発右腕をローテに追加
このトレードではドジャースがレイズから先発右腕タイラー・グラスノーとマニュエル・マーゴ外野手を獲得。その対価としてライアン・ペピオとジョニー・デルーカという若手2選手を差し出すことが報道されている。
30歳のグラスノーはメジャー8年目の今季、自己最多の120イニングを投げて10勝7敗、防御率3.53、162奪三振。故障歴が多いのが気になる投手だが、エース級のポテンシャルはある。
2021年にはレイズで開幕投手を務めレイズの6年間で71試合、27勝16敗、防御率3.20と実績を作ったが、その年の8月にトミー・ジョン手術を受けた。そして今季が復活のシーズンで、なんとか120イニングを投げて結果を残した。
グラスノーは来季終了後にFAになる予定だが、パッサン記者によると、今回のトレードはグラスノーがドジャースとの契約延長に応じることがトレード成立の条件になっているという。
#Dodgers and #Rays have agreed to a Glasnow trade, though he has to sign an extension to make it official.https://t.co/k4dSKy6Qyy pic.twitter.com/x2o0skLRYC
— MLB Trade Rumors (@mlbtraderumors) December 15, 2023
マーゴはメジャー8年目。今季は99試合に出場して打率.264、4本塁打、38打点、9盗塁、OPS.686をマーク。外野手にジェームス・アウトマンやジェイソン・ヘイワードなど左打者が多いので、右打ちの外野として控え選手になるだろう。
パワー不足だが、外野の各ポジションを守った経験がある。アウトマンやヘイワードとのプラトーンでの起用も考えられる戦力だ。
ドジャースは先発投手の補強が今オフの補強ポイント。今季先発陣のうちクレイトン・カーショウとフリオ・ウリアス、ランス・リンの先発投手が揃ってフリーエージェント(FA)となり、ダスティン・メイ投手とトニー・ゴンソリン投手は故障で長期離脱中。
グラスノーが期待通りの活躍を見せたとしてもドジャースの先発ローテーションは、まだまだコマ不足。
今後は、山本由伸の獲得に期待は高まるが、山本争奪戦にはヤンキースやメッツなど多くの球団が手を挙げており熾烈になってきて厳しそうだ。
FA市場にはブレイク・スネル、ジョーダン・モンゴメリー、マーカス・ストローマンやルーカス・ジオリトらが未契約のまま残っているが、大谷翔平の入団が決まった以上、来季に向けて勝敗に直結するドジャースの先発ローテーションの編成が気になるところだ。