メジャーリーグのノンテンダー・デッドラインは11月17日。その期限前にブレーブスがロースターの整理の5選手を放出してブルペンを強化するトレードを成立させた。
トレード情報
1対5の複数トレード
このトレードではブレーブスが救援左腕アーロン・バマーを獲得。ホワイトソックスへは、右腕のマイケル・ソローカ、左腕のジャレッド・シュスター、内野手のニッキー・ロペスとブレイデン・シューメイク、そしてマイナー右腕のライリー・ゴーウェンスの5人が移籍する。
1対5の複数トレードだが、ブレーブスが獲得したバマーは、2017年メジャーデビューの30歳。
メジャーキャリア5年で289試合(272イニング)に登板し、通算防御率3.84、FIP3.58、309奪三振、85ホールド、5セーブ。
今季は61試合に登板して5勝5敗、15ホールド、防御率6.79と低調だったが、2019年に58試合で27ホールド、防御率2.13をマークするなど、ホワイトソックスのセットアッパーとして活躍してきた投手らしい。
Braves Acquire Aaron Bummer In Six-Player Deal https://t.co/BKJELYPS4a pic.twitter.com/GkWLyzzkfJ
— MLB Trade Rumors (@mlbtraderumors) November 17, 2023
先発右腕ソロカもついに放出される
ブレーブスが差し出した5人のうち先発右腕のマイケル・ソロカは若きエースとしてこのブログでも何度か紹介した投手だ。
メジャー2年目の2019年に29試合に先発して13勝4敗、防御率2.68と活躍して先発ローテーションの一角を担う投手として注目されたが、2020年8月4日、メッツ戦の3回表に一塁のベースカバーへ走ろうとした際に右足のアキレス腱を断裂してシーズンを全休。
翌年の2021年5月にも本拠地トゥルイスト・パークのクラブハウスを歩いていた際にアキレス腱を痛めMRI検査の結果、手術で修復したアキレス腱の完全な再断裂が判明。
2022年も全休。今季ようやくマウンドに立つことができたが、7試合(うち6先発)に登板して2勝2敗、防御率6.40に終わった。
ソロカはカナダ出身の26歳。ホワイトソックスでの復活に期待したい。
そのほか、ジャレッド・シュスターは25歳の左腕。2020年ドラフト1巡指名選手。今季メジャーデビューしている。彼も期待された選手だったが、次のチームでの活躍に期待したい。