現地4日、ワイルドカードシリーズ’(WCS)の4試合が開催され、ア・リーグはレンジャーズとツインズが2連勝で地区シリーズ(DS)進出を決めた。また、同時に開催されたナ・リーグ(NL)もフィリーズとダイヤモンドバックスが勝利。NL中地区優勝のブリュワーズが早々と姿を消した。
MLB2023 WC
WCSは4チームが連勝でDS進出決定
ALワイルドカード
レイズ 0 vs. 4 レンジャーズ
レイズ 1 vs. 7 レンジャーズ
GAME1を左腕ジョーダン・モンゴメリーの7回完封でレイズ打線を抑えたレンジャーズ投手陣がGAME2でもネイサン・イオバルディが7回途中まで1失点の好投でDS進出を決めた。
中盤に集中打を浴びせたレンジャーズが12安打でリーグ2位の99勝を挙げたレイズを退け、2連勝でDS進出。DSではリーグ最高勝率のオリオールズと戦う。
ブルージェイズ 1 - 3 ツインズ
ブルージェイズ 0 - 2 ツインズ
GAME1でプレーオフ18連敗をストップしたツインズは投手陣が踏ん張って完封リレーでDSへコマを進めた。次はワールドシリーズ連覇を狙う西地区優勝のアストロズだ。菊池雄星が2番手として登板したが失点1で敗戦投手になった。前田健太の登板はなかった。
NLワイルドカード
GAME1はザック・ウィーラーの好投。GAME2はアーロン・ノラが7イニング88球で被安打3という力投。3点リードの6回には1死満塁から7番ブライソン・ストットのグランドスラムが飛び出してマーリンズを圧倒した。
ダイヤモンドバックス 6 - 3 ブリュワーズ
ダイヤモンドバックス 5 - 2 ブリュワーズ
4カード開催されたWCシリーズで唯一、ダイヤモンドバックスだけが敵地で連勝した。GAME1では新人コービン・キャロルが、GAME2ではシーズン17勝で防御率3.47のザック・ギャレンが6イニング2失点の好投。
ブリュワーズは2試合とも先制点を挙げたが逆転負け。アリゾナのミルウォーキーのファンにはフラストレーションのたまる2試合だったに違いない。コービン・バーンズとフレディ・ペラルタという先発ローテーションの柱である2人が攻略されれば勝負にならないだろう。