米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」が、各球団のエースたちをランキング形式で紹介している記事が面白かったので紹介したい。
MLB2022 エースランキング
メジャー30球団で最高のエースは?
夏のフラッグディール・トレードでエース格が動いた球団もあり、このランキングはシーズン当初のものと現在では大きく変動している。
最初に書いておくがエンゼルスは二刀流の大谷翔平がエースという扱い。30球団全体では11位だった。ランキングを見ると上には上がいるものだ。
だから投手部門だけに特化したサイ・ヤング賞はかなり高いハードルだといえる。
また、エース格が移籍してこんな投手がエースという球団もある。ランキング形式なので、難しい理屈抜きで気楽に眺めていただきたい。
30位
ジョサイア・グレイ(ナショナルズ)
防御率 3.07、WHIP 1.08、9.7 K/9、4.5 K/BB
29位
ハンター・グリーン(レッズ)
5.26 ERA、1.30 WHIP、11.1 K/9、3.1 K/BB
28位
カイル・フリーランド(ロッキーズ)
防御率 4.93、WHIP 1.42、6.5 K/9、2.3 K/BB
27位
J.T. ブルベイカー(パイレーツ)
防御率 4.19、WHIP 1.43、9.3 K/9、2.7 K/BB
26位
タイラー・ウェルズ(オリオールズ)
防御率 3.90、WHIP 1.11、6.5 K/9、3.0 K/BB
25位
コール・アービン(アスレチックス)
防御率 3.33、WHIP 1.06、5.8 K/9、3.4 K/BB
24位
ネイサン・イオバルディ(レッドソックス)
防御率 4.15、WHIP 1.26、8.7 K/9、5.3 K/BB
23位
マーカス・ストローマン(カブス)
防御率 3.83、WHIP 1.15、8.1 K/9、3.3 K/BB
22位
タリック・スクバル(タイガース)
防御率 3.52、WHIP 1.16、8.9 K/9、3.7 K/BB
21位
ソニー・グレイ(ツインズ)
防御率 3.10、WHIP 1.12、8.9 K/9、3.4 K/BB
20位
ブレイディ・シンガー(ロイヤルズ)
防御率 3.27、WHIP 1.15、9.3 K/9、3.9 K/BB
19位
アダム・ウェインライト(カーディナルズ)
防御率 3.11、WHIP 1.16、7.4 K/9、3.2 K/BB
18位
メリル・ケリー(ダイアモンドバックス)
防御率 2.87、WHIP 1.15、7.7 K/9、2.7 K/BB
17位
マーティン・ペレス(レンジャーズ)
防御率 2.80、WHIP 1.20、8.0 K/9、2.7 K/BB
16位
ジョー・マスグローブ(パドレス)
防御率 2.91、WHIP 1.01、8.8 K/9、4.9 K/BB
15位
シェーン・ビーバー(ガーディアン)
防御率 3.10、WHIP 1.10、8.9 K/9、4.5 K/BB
14位
防御率 2.93、WHIP 1.09、9.7 K/9、3.4 K/BB
13位
トニー・ゴンソリン(ドジャース)
防御率 2.12、WHIP 0.86、8.2 K/9、3.4 K/BB
12位
カルロス・ロドン(ジャイアンツ)
防御率 2.89、WHIP 1.05、11.5 K/9、4.4 K/BB
11位
防御率 2.83、WHIP 1.10、12.4 K/9、5.2 K/BB
エンゼルスのローテーションは 6人制であり、大谷がシーズン終了時に規定投球回数をクリアして投手部門のリーダーボードに名前を連ねる事ができるかはまだ不明。
6月9日から8月15日までの大谷は11試合に先発して防御率1.81、WHIP1.00、9イニング換算の三振数は12.9だった。ブレーブス戦に6回で降りていれば(6失点を除けば)11 試合の防御率は 1.04 だった。
10位
ゲリット・コール(ヤンキース)
防御率 3.41、WHIP 1.03、11.3 K/9、5.1 K/BB
コールは、過去 22 回の先発出場のうち 21 回で少なくとも 6イニングを投げており、これにより彼は奪三振数189でトップ。このカテゴリーではコービン・バーンズ、ディラン・シーズ、カルロス・ロドンに差をつけている。ただし、防御率はトップ20のエースの中で最悪。
9位
ディラン・シーズ(ホワイトソックス)
防御率 2.09、WHIP 1.17、12.0 K/9、3.1 K/BB
8位
ケビン・ゴーズマン(ブルージェイズ)
防御率 2.99、WHIP 1.24、10.4 K/9、6.8 K/BB
7位
マックス・フリード(ブレーブス)
防御率 2.60、WHIP 1.05、8.2 K/9、5.3 K/BB
シーズンの最初の 2回の先発で防御率5.73を記録したが、それ以降は防御率2.34をマークしており、過去21試合中18試合でクオリティスタートを記録している。
6位
ザック・ウィーラー(フィリーズ)
防御率 3.07、WHIP 1.08、9.7 K/9、4.5 K/BB
5位
コービン・バーンズ(ブリュワーズ)
防御率 2.48、WHIP 0.93、11.3 K/9、4.7 K/BB
4位
シェーン・マクラナハン(レイズ)
防御率 2.29、WHIP 0.86、11.0 K/9、6.0 K/BB
5月11日から 7月26日まで、マクラナハンは13試合連続でクォリティスタートを記録した。バーランダーが譲れば、レイズの投手としてマクラナハンはデビッド・プライスとブレイク・スネルに並び、ALサイ・ヤング賞を獲得するリストに入る可能性がある。
3位
サンディ・アルカンタラ(マーリンズ)
防御率 1.95、WHIP 0.88、8.7 K/9、5.5 K/BB
2位
防御率 2.19、WHIP 0.98、8.0 K/9、3.6 K/BB
6月18日のホワイト ソックス戦で、バーランダーは 9安打7失点 (4自責点) だったが、それ以来、バーランダーは 9回連続のクォリティスタートで防御率1.48だった。
このままいけば3度目のALサイ・ヤング賞を獲得するだろう。
1位
マックス・シャーザー(メッツ)
防御率 2.33、WHIP 0.94、10.7 K/9、6.5 K/BB
シャーザーが7週間の欠場がなければ間違いなく「サイ・ヤング賞」候補だ。ただし、負傷者リストから戻った最初の8回の先発で、彼は防御率1.36。8回連続でクォリティスタートだった。メッツが彼に年間 4300 万ドル以上を支払っている理由はそこにある。
※特に明記されていない限り、選手のスタッツは現地時間8月22日終了時点のもの。勝敗は筆者が省略した。
▽記事参考/引用
Ace Rankings for Every MLB Team's Best Starting Pitcherbleacherreport.com