2021―2022年オフのフリーエージェント(FA)市場で気になる選手をポジション別に紹介したい。今回は外野の中堅手(CF)にスポットを当てた。
MLB移籍情報
主に中堅を守った選手を中心に紹介している。内野手がメインで外野もたまに守るユーティリティー選手は含まなかった。
右翼手(RFライト)、左翼手(LFレフト)の両翼に関しては以前に紹介しているので気になる方は、下記の「▼関連記事」を参考にしていただきたい。
FA選手情報〈CF〉
下記の一覧は、今季のfWARの高い順に並べてみた。
■FA市場一覧《外野手 CF編》
選手名 (2021年所属球団)
スターリング・マーテイ(アスレチックス)
ブレット・ガードナー(ヤンキース)
オデュベル・ヘレーラ(フィリーズ)
ケビン・ピラー(メッツ)
トラビス・ジャンコウスキー(フィリーズ)
ビリー・ハミルトン(ホワイトソックス)
エンダー・インシアーテ(ブレーブス)
ブライアン・グッドウィン(ホワイトソックス)
ジェイク・マリスニック(パドレス)
フアン・ラガーレス(エンゼルス)
ジャロッド・ダイソン(ブルージェイズ)
アスレチックスからFAのスターリング・マーテイがfWAR5.4で、このポジションのトップ。
マーテイは、シーズン途中でナ・リーグの球団(マーリンズ)からア・リーグの球団(アスレチックス)へ移籍したため一時は打率でリーグトップだったが、各リーグの規定打席には達せずランキングにはいっさい名前がなかった。
162試合制のシーズンであれば規定打席は502打席(試合数の3.1倍)は必要。各リーグで、その数字に達する必要がある。
最終的には2球団で打率.308で、どちらのリーグでも首位打者にならない数字だったが、出塁率.381、wRC+133、fWAR5.4は高い数値だ。
マーテイは、盗塁数でも2球団で47を記録。MLBでは最多だが、ナ・リーグでの盗塁22は5位。ア・リーグでの盗塁25は6位タイだった。
ただ、そのマーテイも33歳。今季の年俸は1250万ドル。ヤンキースが中堅手を欲しがっているので、2~3年の球団オプション付きの複数年契約なら勝ち取ることができるかもしれない。
ヤンキースではないかもしれないが、このハイレベルのデータを見れば最終的にはどこかのユニフォームを着ることができるはずだ。
ブレッド・ガードナーは38歳で引退の可能性もある。ジャレッド・ダイソンも37歳。第4の外野手としてなら40人枠を空けて向かい入れるチームもあるかもしれない。
ケビン・ピラーは守備職人といったイメージの選手で今季は顔面に四球を受けて鼻骨を骨折したがフェイスガードを着けて出場した。闘志あふれるプレーで好きな選手の一人だ。若手外野手が多いチームにはメンター的な存在でいいかもしれない。
▼関連記事
【MLB移籍情報】今オフのFA注目選手は?《外野手RF/LF編》
https://takoyaki7985.blog.fc2.com/blog-entry-5226.html