対戦相手のナショナルズに複数の新型コロナウイルス感染者が出たこともあってようやくレギュラーシーズンの開幕を迎えたメッツだが、その開幕戦が現地5日(日本時間7日)、フィリーズの本拠地で開催され、メッツの開幕投手ジェイコブ・デグロムが6回を投げ相手打線を散発の3安打無失点に抑える好投をみせた。
デグロムは2018年、19年の「サイ・ヤング賞」投手で19年、20年のナショナルリーグ奪三振王。
4月1日に予定されていたナショナルズとの開幕戦には相手のエース、マックス・シャーザーとの投げ合いが注目されていた。
ところが対戦相手のナショナルズは開幕前日の3月31日に選手1人が新型コロナウイルス検査で陽性反応を示し、1日からのメッツとの開幕カードが延期。
その後も新たな感染者が判明し、ESPNによると現地4月4日の時点で陽性反応を示した4選手を含め11選手が隔離されているという。そのため4日、5日の2試合が延期になっている。
Jacob deGrom tonight:
77% fastballs
23% sliders
That's it.
He didn't throw his changeup -- a pitch that, over the last 3 seasons, opponents are batting .159 against with 120 strikeouts in 315 at-bats.
He threw 6 shutout innings with 7 strikeouts only using 2 of his pitches. pic.twitter.com/zMJZlocqly
— David Adler (@_dadler) April 6, 2021
この日のデグロムは、いきなり先頭打者のマカッチェンを三振に切って取ると、続くホスキンスには2塁打されたものの、後続のリアルミュートらを三振に打ち取って1回を切り抜けると、2回から6回までは2安打に抑え、メッツも4回に2得点。
デグロムは結局、6回77球を投じてストライク50、奪三振7、被安打3、与四球2の好投で勝利投手の権利を得てマウンドを降りたが、後続のブルペン投手が8回に5失点を許しデグロムに勝ち星は付かなかった。
メッツファンによると、こうしたケースで勝ち星を逃したのは、これまで31回あるという。
また、MLBのスタットキャストのスタッフであるデービット・アドラーによれば、この日のデグロムは、ファーストボールが77%、スライダー23%で、チェンジアップなどは投げなかったという。ファーストボールの平均球速は100マイルで、最速は102マイルだった。
Jacob deGrom put the @Mets on his back. 🔥 pic.twitter.com/zoI3JYfkxy
— MLB (@MLB) April 6, 2021
▼デグロムがブライス・ハーパーを空振りの三振に!
Jacob deGrom 100 mph by Bryce Harper 🔥 ⛽
(via @Mets)pic.twitter.com/3OioiAc76k
— SportsCenter (@SportsCenter) April 6, 2021