MLB メジャーリーグ物語

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白血病克服のメッツ先発右腕カラスコがハムストリング損傷で開幕絶望

スプリントレーニングが深まるにつれてこうしたニュースは飛び込んでくるものだ。

 

先発2番手が負傷でメッツの優勝はなくなった?

 

ニューヨークポストなど複数のメディアによるとメッツの先発ローテーション投手カルロス・カラスコMRI検査の結果、ハムストリングの損傷していることが判明した。

 

記事によるとカラスコが先発ローテーションに復帰できるまでには、6~8週間要する見込みで、約2週間後に迫った開幕は絶望的。

 

 

 

今週末34歳になる右腕は、木曜日のシミュレーションゲームで20球を投げた後にハムストリングに緊張感があり検査を受けた結果、損傷が判明したという。

 

 

メッツがグレープフルーツリーグの試合でナショナルズに3-1で敗れた後、ルイス・ロハス監督が発表した。カラスコは先週もひじの不快感を感じて投球練習を中止していた。

 

 

 

 

今オフにインディアンスからアーメッド・ロザリオ、アンドレス・ジメネス、ジョシュ・ウォルフ、アイザイア・グリーンとのトレードで、フランシスコ・リンドーアと共にメッツへ移籍したカラスコだが、2019年月には白血病であることを公表。

 

 

治療を続けながら復帰に向けたトレーニングも行い、9月1日のレイズ戦でメジャー復帰を果たし、オフにはカムバック賞ロベルト・クレメンテ賞を受賞した。

 

 

2020年は60試合の短縮シーズンだったが12先発し、3勝4敗、防御率2.91の好成績を残した。メジャーキャリア12年で88勝73敗、防御率3.77。

 

 

 

 

不安が残る先発ローテがさらにピンチに!

 

リック・ポーセロはFA、スティーブン・マッツをトレードで放出した。トレバー・バウアー争奪戦には敗れ、先発左腕ジェームズ・パクストンも獲れなかった。

 

 

仕方なくといっては失礼だが、プランCぐらいで市場に残っていたタイワン・ウォーカーと契約。左投げがいないので若手25歳の左腕デビッド・ピーターソンが5番手に入る。

 

 

先発ローテの懸念材料は多い。2点は最低でもある。

 

 

①ノア・シンダーガードのトミー・ジョン手術からのリハビリだ。そう簡単には以前のようなパフォーマンスは発揮できないだろう。

 

②コロナのパンデミックの影響で昨季は出場を辞退したマーカス・ストローマンが1年間、以前のように投げられるかも不安だ。

 

 

ピーターソンにしてもメジャーで9試合に先発しただけのキャリアだ。パイレーツ、パドレスとの3チーム間トレードで獲得したジョーイ・ルケーシーが入る可能性もある。オープナーを時々利用することもあるかもしれない。

 

先発ローテーション

1 ジェイコブ・デグロム(RHP)

2 カルロス・カラスコ(RHP)

3 マーカス・ストローマン(RHP)

4 タイワン・ウォーカー(RHP)

5 デビッド・ピーターソン(LHP)/ジョーイ・ルケーシー(LHP)