スプリントレーニングが深まるにつれてこうしたニュースは飛び込んでくるものだ。
先発2番手が負傷でメッツの優勝はなくなった?
ニューヨークポストなど複数のメディアによるとメッツの先発ローテーション投手カルロス・カラスコがMRI検査の結果、ハムストリングの損傷していることが判明した。
記事によるとカラスコが先発ローテーションに復帰できるまでには、6~8週間要する見込みで、約2週間後に迫った開幕は絶望的。
Mets' Carlos Carrasco out 6-8 weeks with hamstring injury https://t.co/PgkKtBI3wL pic.twitter.com/fo57ZCmThI
— New York Post Sports (@nypostsports) March 18, 2021
今週末34歳になる右腕は、木曜日のシミュレーションゲームで20球を投げた後にハムストリングに緊張感があり検査を受けた結果、損傷が判明したという。
メッツがグレープフルーツリーグの試合でナショナルズに3-1で敗れた後、ルイス・ロハス監督が発表した。カラスコは先週もひじの不快感を感じて投球練習を中止していた。
Carlos Carrasco suffered a hamstring injury this week and likely won’t be ready for Opening Day.https://t.co/0ZcDQwhpRb
— FanSided MLB (@FanSidedMLB) March 18, 2021
今オフにインディアンスからアーメッド・ロザリオ、アンドレス・ジメネス、ジョシュ・ウォルフ、アイザイア・グリーンとのトレードで、フランシスコ・リンドーアと共にメッツへ移籍したカラスコだが、2019年月には白血病であることを公表。
治療を続けながら復帰に向けたトレーニングも行い、9月1日のレイズ戦でメジャー復帰を果たし、オフにはカムバック賞やロベルト・クレメンテ賞を受賞した。
2020年は60試合の短縮シーズンだったが12先発し、3勝4敗、防御率2.91の好成績を残した。メジャーキャリア12年で88勝73敗、防御率3.77。
不安が残る先発ローテがさらにピンチに!
リック・ポーセロはFA、スティーブン・マッツをトレードで放出した。トレバー・バウアー争奪戦には敗れ、先発左腕ジェームズ・パクストンも獲れなかった。
仕方なくといっては失礼だが、プランCぐらいで市場に残っていたタイワン・ウォーカーと契約。左投げがいないので若手25歳の左腕デビッド・ピーターソンが5番手に入る。
先発ローテの懸念材料は多い。2点は最低でもある。
①ノア・シンダーガードのトミー・ジョン手術からのリハビリだ。そう簡単には以前のようなパフォーマンスは発揮できないだろう。
②コロナのパンデミックの影響で昨季は出場を辞退したマーカス・ストローマンが1年間、以前のように投げられるかも不安だ。
ピーターソンにしてもメジャーで9試合に先発しただけのキャリアだ。パイレーツ、パドレスとの3チーム間トレードで獲得したジョーイ・ルケーシーが入る可能性もある。オープナーを時々利用することもあるかもしれない。
先発ローテーション
1 ジェイコブ・デグロム(RHP)
2 カルロス・カラスコ(RHP)
3 マーカス・ストローマン(RHP)
4 タイワン・ウォーカー(RHP)
5 デビッド・ピーターソン(LHP)/ジョーイ・ルケーシー(LHP)