MLBが「Lou Gehrig Day」を制定
毎年6月2日(現地時間)を「ルー・ゲーリッグ・デー」とすることをメジャーリーグ機構(MLB)が正式に発表した。
June 2 will forever be known as Lou Gehrig Day.
Each year, we will celebrate his legacy and honor those we've lost to ALS. Together, we will help in the fight against this disease. #4ALS pic.twitter.com/jFP0Z7ym6L
— MLB (@MLB) March 4, 2021
ルー・ゲーリッグといえば1934年に三冠王に輝くなどヤンキースの不動の一塁手だった正真正銘のレジェンド。
1923年から1939年にかけて打率.350以上6回、150打点以上8回、100四球以上11回、200安打以上8回、そして40本塁打以上が5回記録するなど打撃タイトルも下記のように獲得している。
ルー・ゲーリッグが獲得した打撃タイトル
首位打者1回
本塁打王3回
打点王5回
リーグMVP2回
三冠王1回
ベーブ・ルースの陰に隠れているイメージだったが、簡単に調べただけでもこれだけある。オールスター・ゲームにも7回選出された伝説のプレイヤーだ。彼が活躍した時代にヤンキースは、ワールドシリーズを6度制している。
1939年に史上最年少で野球殿堂入りを果たし、MLB史上初めて自身の背番号「4」が永久欠番に指定された。
最初の記念日は1939年だった
引退を決意させたのは難病・ALS(筋萎縮性側索硬化症)の発症だった。1939年に診断でALS(筋萎縮性側索硬化症)と診断された。
1939年7月4日、ヤンキースはセネターズとのダブルヘッダーで、「ルー・ゲーリッグ感謝デー」を制定した。これには引退した選手も含めて多数の人々がゲーリッグを祝福しに訪れたという。
ALSと戦う人々を支援するために制定
ゲーリックは、引退から2年後、1941年6月2日にこの世を去った。MLBはその命日をALSと戦う人々を支援するために「ルー・ゲーリッグ・デー」に制定した。
文献を調べるとALS(筋萎縮性側索硬化症)は彼が罹患したことから「ルー・ゲーリック病」」とも呼ばれている。
毎年6月2日には各球団の選手、監督、コーチが特別なパッチのついたユニフォームと彼の背番号「4」から「4-ALS」の赤いロゴが入ったリストバンドを着用するという。