守護神ホランドがDFA
アリゾナ・ダイヤモンドバックスは7日(日本時間8日)、救援右腕グレッグ・ホランドを40人枠から外した。ホランドは今季、40試合に登板。1勝2敗17セーブ(22回のセーブ機会)、防御率4.54、奪三振率10.3だった。
33歳のホランドは、ロイヤルズ時代の2013年に球団新の47セーブを記録。その印象が強い投手だが、個人的には、トミー・ジョン手術を経てロッキーズで復活した2017年のシーズンが記憶に残る。
ロッキーズが開幕ダッシュに成功。4年ぶりのポストシーズン進出にクローザーとして大きく貢献した。この年は、41セーブでカムバック賞を受賞している。
9年目の今季は、1月31日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスと1年350万ドル(出来高350万ドル)で契約した。
6月終了時点では防御率も2点台前半だったが、7月に打ち込まれることが多く、4シームの球速が下降線をたどり、空振りを取れる率が減少したとも伝えられていた。
#DBacks designating Greg Holland for assignment, source tells The Athletic.
— Robert Murray (@ByRobertMurray) August 7, 2019
DFA(Designated For Assignment)扱いになった背景には、MLBサービスタイム5年以上の選手は、一度25人枠に入ると40人枠に入ったままマイナーに降格させることが禁止されていることが影響している。
ホランドは40人枠に残したままマイナーに降格させるオプションがなかったため、DFAという措置で40人枠から外されたと考えられる。
以前ならDFAになった選手は下記の4パターンを選択できた。
①他チームへのトレード
②ウェーバー公示
③チームからの解雇
④マイナー行き
メジャーに在籍していた当時の青木宣親は、敢えて③を選択してFAでの移籍の道を選んだように記憶している。
ホランドが10日以内にどのコースを選ぶのかは、わからない。通算206セーブの救援右腕の今後に注目したい。