エンゼルスの大谷翔平投手は6月30日(日本時間1日)、アナハイムでのアスレチックス戦に「3番・指名打者」で先発出場。4回の第2打席に11号、8回の第4打席で12号の本塁打を右中間スタンドに叩き込んだ。
大谷翔平NEWS
11号本塁打は、飛距離391フィート(約119.2メートル)、打球速度102マイル(約164.2キロ)、角度36度、最高到達点123フィート(約37.5メートル)。スタンドまで6.0秒と大谷らしい滞空時間の長い一発だった。
フォロースルーは右腕1本で、まさかスタンドインするようには見えなかったが、ヘッドスピードが速いので角度さえつけばよく飛ぶ。
低めのカーブにタイミングも外されたように見えたが、大谷自身の解説では「完全に反応というか、しっかり引き付けて打てたかなと思います」「前ではらった打球は飛ぶようにできているので」という技ありの1発だった。大谷得意の低めへの対応だった。
大谷翔平が今季初の1試合2本のホームラン✌️
— スポーティングニュース・ジャパン (@sportingnewsjp) 2019年7月1日
今季11&12号です!#Shotime pic.twitter.com/lhV3vRIwCw
8回、第4打席の12号ソロは91.6マイルのやや低目で中から外に変化するツーシームを完璧に捉えた打球。飛距離447フィート(約136.2メートル)、109マイル(175.4キロ)、角度24度で当たった瞬間にそれとわかる豪快な一打だった。
これで6月は打率.340、9本塁打、22打点。今季は47試合出場で、打率.299、出塁率.356、長打率.552、OPS.907。52安打(二塁打6、三塁打1)、12本塁打、35打点、4盗塁。月間MVPの可能性も出てきた。試合は3対12でライバルに敗れ3連敗になった。
【MLBデビューから2年連続2ケタ本塁打の日本人選手】
松井秀喜 16本→31本
井口資仁 15本→18本
城島健司 18本→14本
福留孝介 10本→11本
大谷翔平 22本→12本
※現地6月30日現在
■ホームランダービーに出場は?
周囲の期待はオールスター前日に開催される「ホームランダービー」への大谷の出場。試合後、オースマス監督は「大谷はホームランダービーに出るべきか」との質問に「それに関して、私の意見はない。球団と選手が決断することだから」とコメントしている。