史上最高額の契約が成立した。ブライス・ハーパーがフィラデルフィア・フィリーズと13年3億3000万ドル(約367億6000万円)で合意した。MLBネットワークのジョン・ヘイマンが最初に伝え、その後、MLB公式サイトなど複数のメディアが伝えている。
MLB契約情報
予想通りハーパーがこだわったのは、ジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)が、マーリンズ時代に合意した13年3億2500万ドル(約362億円)だった。この額はNBA、NFL、NHLを含む北米4大プロスポーツ史上最大額になるからだ。
.@Bharper3407 has reportedly agreed to sign with the @Phillies for 13 years, $330 million, according to @JeffPassan. pic.twitter.com/DpiUsQi5Ug
— MLB (@MLB) 2019年2月28日
詳細は現時点でわかってないが、1年平均で換算すると、13年で割って約2538万ドルになり、MLBで11位。野手でもノーラン・アレナドの3250万ドル、ミゲール・カブレラの3100万ドル、マニー・マチャドの3000万ドルに次ぐ4位で、さほど驚く金額ではない。
ハーパーは10年ドラフトでナショナルズから全体1位で指名を受け、その当時から話題だった。メジャーデビューも若く12年4月に19歳195日の若さだった。そこから彼のスター伝説は始まった。
ただ、成績にムラがあり、昨季は打率.249、OPS.889、34本塁打で、打率やOPSはキャリア7年の平均を下回った。通算成績は927試合、打率.279、OPS.900、184本塁打。15年には打率.330、42本塁打、99打点をマークし、満票でMVPに選出された。
お祭り男のイメージで、オールスターゲームには6回出場。昨年夏のホームランダービーでは、父親のロンさんが投手を務めて優勝したのは記憶に新しいところだ。
移籍したフィリーズは、オフに大型補強を敢行。ハーパー以外にもジーン・セグラのトレードから始まって。打てる捕手J.T.リアルミュートもトレードで獲得。FAではアンドリュー・マカッチェン外野手やデビット・ロバートソン投手など獲得している。
Dec. 3 - Trade For Jean Segura
Dec. 12 - Sign Andrew McCutchen
Jan. 3 - Sign David Robertson
Feb. 7 - Trade for J.T. Realmuto
Feb. 13 - Extend Aaron Nola