フラッグディール・トレード情報
メジャーリーグは、ノンウェーバーでのトレード期限が迫る中、インパクトのありそうな複数のトレードが成立している。
昨年のワールドシリーズの覇者で今季も地区首位に立つヒューストン・アストロズが、同地区4位のロサンゼルス・エンゼルスの正捕手マーティン・マルドナード獲得に成功した。
Welcome to Houston, Martín Maldonado! 🤘 pic.twitter.com/WKXZ1el7W8
— Houston Astros (@astros) 2018年7月26日
アストロズは、正捕手のブライアン・マッキャンが6月30日からひざの故障で故障者リスト(DL)入りしているだけに、昨年のゴールドグラブ賞捕手を獲得した事はリーグ全体にも大きなインパクトを与える。
移籍するマルドナードは、大谷翔平がエンゼルスに移籍した事から日本のメディアでも紹介されることが多く注目の選手だった。
2016年12月13日にジェット・バンディとのトレードで、ドリュー・ガーニョと共にロサンゼルス・エンゼルスへ移籍。昨年はキャリアで初の正捕手として138試合に出場し、打率.221、14本塁打、38打点を記録。オフに初めてゴールドグラブ賞を受賞した。
今季は、78試合に出場、打率.228、本塁打5、打点32、OPS.616。
この8月に32歳になる選手でMLBサービスタイム5.156だから、どちらかというと遅咲きの選手。打撃というより守備面での貢献度が印象的な選手だ。
アストロズが、このトレードで差し出す選手はTBA(後日、追って通知)ということで、具体的な選手名は報道されていない。(日本時間27日午前1時現在)
ちなみに下記がアストロズのチーム内プロスペクトランキング。このうちの誰かがアストロズへトレードされるものと思われる。
#Angels sending catcher Martin Maldonado to the #Astros for a prospect. Here's a look at the @Astros' just-released midseason Top 30 Prospects list: https://t.co/7k5y8upli6 pic.twitter.com/M4iVmm1kyN
— MLB Pipeline (@MLBPipeline) 2018年7月26日
ニューヨーク・ポストの野球担当ジョエル・シャーマンによるとマイナー選手とインターナショナル・ボーナスプールのいくらかを差し出すのではないかという事だ。
Can confirm #Angels have sent Martin Maldonado to #Astros. Hear LAS got s prospect and intl $
— Joel Sherman (@Joelsherman1) 2018年7月26日
マルドナードは、エンゼルスと1年契約(390万ドル)で、このうちアストロズが負担するのは約138万ドル。今季終了後にFAになる。
◇参考資料
https://www.spotrac.com/mlb/houston-astros/martin-maldonado-8699/