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【MLB移籍情報】2017-18シーズンオフのFA選手一覧(リリーバー編)

 

今オフは人材不足のFA市場。内部育成に重点を置くチームが多く、プロスペクトの獲得につながるトレード市場に関心が集まるが、地区のパワーバランスに影響するこれらの即戦力選手たちが、来季、どこのチームのユニフォームを着るのかにも注目したい。

 

 

MLB移籍情報

 

2017-18シーズンオフのFA選手一覧(リリーバー編)

 

このカテゴリーにはクローザー、セットアッパーやロングリリーバーなど約140人のフリーエージェント(FA)選手がいるが、その中から注目の選手たちをピックアップした。

 

【救援投手】

 

年齢/最終所属/17年サラリー/

 

グレッグ・ホランド(31)ロッキーズ 1,300万ドル ※QO拒否

ウェイド・デービス(32)カブス 1,000万ドル ※QO拒否

アディソン・リード(28)レッドソックス 750万ドル

パット・ニーシェック(37)ロッキーズ 650万ドル

トレーバー・ローゼンタール(27)カージナルス 640万ドル

ルーク・グレガーソン(33)アストロズ 625万ドル

タイラー・クリッパード(32)アストロズ 615万ドル

上原浩治(42)カブス 600万ドル

ティーブ・シシェック(31)レイズ 600万ドル

ジェイク・マギー(31)ロッキーズ 590万ドル

ブライアン・ショウ(30)インディアンス 460万ドル

マイク・マイナー(29)ロイヤルズ 400万ドル

ドリュー・ストーレン(30)レッズ 315万ドル

セルジオ・ロモ(34)レイズ 300万ドル

ジョー・スミス(33)インディアンス 300万ドル

ブランドン・キンツラー(33)ナショナルズ 292万5,000ドル

 

 

ブランドン・キンツラーあたりは、もっと価値があるので、昨年以上の契約を手にするだろう。

 

今季ロッキーズで復活したグレッグ・ホランドはクオリファイング・オファー(QO)を拒否。ウェイド・デービスもQOを拒否した。

 

QOは、昨年難航した果てにようやく締結した新労使協定により拒否した場合にペナルティが従来よりも軽くなり、好条件の契約を得られる可能性が高くなった。

 

ただ、ホランドとデービスの場合は、ややペナルティの種類が違い、デービスはカブスのQO拒否なので、契約規模に関係なく来年のドラフトで戦力均衡ラウンドBのあとに補償指名権をカブスがデービスを獲得したチームから得る。

 

ホランドロッキーズのQO拒否なので、5000万ドル以上か未満で獲得したチームに課せられるペナルティが変わる。

 

いずれにしても昨年までとは違い、新労使協定では、各球団の最高位のドラフト指名権は保護されることになった。

 

基本的なペナルティは「2番目に指名順の高いドラフト指名権とインターナショナル・ボーナス・プール50万ドル」が、獲得したチームから拒否されたチームに移動することになる。

 

上の一覧選手以外では、やや成績を落としたがインディアンスFAの33歳ブーン・ローガンや夏にドジャースに移籍した32歳のトニー・ワトソンがいる。2人とも貴重な左腕のリリーバーで、500万ドル台からサラリーを下げれば欲しいチームはあるだろう。