オークランド・アスレチックスは28日(日本時間29日)、ボブ・メルビン監督との契約を2019年シ-ズンまで1年延長することを発表した。
メルビン監督は、1981年のドラフトでデトロイト・タイガースから1巡目指名を受け入団。10年間で8球団、692試合に出場している。
引退後は、指導者の道を選び、ミルウォーキー・ブルワーズ、タイガース、アリゾナ・ダイヤモンドバックスのコーチを経て2003年、シアトル・マリナーズの監督に就任し2年間務めた。
個人的には、マリナーズ監督2年目の04年に前年93勝69敗(.574)のチームを地区最下位の63勝99敗(.389)に降下させたことから、あまり良いイメージの監督ではない。
同地区のアスレチックスを11年途中から指揮。12年からア・リーグ西部地区2連覇、14年はワイルドカードでのプレイオフ進出を果たした。
その後は2年連続で最下位に沈み、今季も74勝85敗(29日時点)で最下位となっている。
アスレチックスでの成績は535勝532敗で、同球団の指揮官としてはトニー・ラルーサ(798勝)、アート・ハウ(600勝)の両名将に次ぐ歴代3位の勝利数。通算では1,028勝1,040敗で史上64人目の1,000勝監督となった。
弱小球団を任せられることが多く、そうした意味では監督14年間で3度の地区優勝は評価できる。ダイヤモンドバックス時代の07年とアスレチックス時代の12年には最優秀監督賞に選出されている。
◇記事参考
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170929-00000211-ism-base