MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

クリス・セールがシーズン300奪三振 ALでは99年のペドロ・マルティネス以来18年ぶり

 

サイ・ヤング賞争い クルーバーになるのか、それともセールか?

 

サイ・ヤング賞を争うレッドソックスの左腕クリス・セールが20日(日本時間21日)、敵地で行われたオリオールズ戦で今季300奪三振を達成した。

 

セールは、プレイオフ進出をかけた大事な一戦で8回零封の快投。4安打無四球で13三振を奪う圧巻の内容だった。

 

年間300奪三振達成は、MLBでは2015年のクレイトン・カーショー(301奪三振)以来、2年ぶりになるが、指名打者制のあるアメリカンリーグ(AL)での同記録は、同じレッドソックスペドロ・マルティネス(1999年)以来、18年ぶりの快挙になった。

 

クリス・セール

 

28歳の左腕は、今季キャリア8年目。昨年はMLB史上最速で通算1500奪三振を達成した。

 

これまでは15年の273奪三振が自己最多だったが、このままいけばキャリアハイと共に両リーグで年間最多奪三振の記録をマークすることになる。

 

メディアでは、いろんな記録が飛び交うメジャーリーグだが、1900年以降で年間の最多奪三振は1973年ノーラン・ライアンアストロズ)の383奪三振。ライアン氏は通算5714奪三振の記録も持っている。

 

17勝でクルーバーとも並びトップタイ。イニング数ではセールが上回っている。防御率も2.75(AL2位)でクルーバーの2.35(AL1位)に迫っている。年間300奪三振はALで今世紀初の達成ということでインパクトが強い。

 

個人タイトル争いにも注目していきたい。