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フェンウェイでの人種差別発言でレッドソックスが謝罪

 

フェンウェイでの人種差別発言レッドソックス謝罪

 

ボストンのフェンウェイ・パークで1日(日本時間2日)、レッドソックスオリオールズ戦の試合中に、オリオールズアフリカ系アメリカ人アダム・ジョーンズ外野手が、客席のファンから人種差別発言を受け、ピーナツを投げつけられるなどの「人種差別」行為が発生した。

 

これを受けてレッドソックスは、ケネディ球団社長が、同選手とオリオールズに謝罪の声明を発表。「ジョーンズ選手とオリオールズに謝罪したい。球団は、このような行為を許さないし、その人は観戦する資格を失うことになる」という球団社長の声明を出した。

 

レッドソックスは事実関係について、詳しく調べていることを明らかにし、一切の差別的言動を排除する意向を明かにした。

 

 

レッドソックスムーキー・ベッツ外野手ツイッターで「僕も黒人だ。差別には反対。レッドソックスのファンはもっとましなはずだ」とジョーンズ外野手を擁護するなど、選手間、特にアフリカンアメリカンの選手にもショックが広がっている。

 

また、MLB(大リーグ機構)のマンフレッド・コミッショナーやボストン市長も遺憾の声明を発表するなど、異例の事態に発展している。

 

マンフレッド・コミッショナーは「人種差別的な言動は全く受け入れられず、どの球場でも容認されるものではない。追加の措置も検討する」という声明を発表した。

 

米国社会で黒人に対する蔑称である人種差別用語、通称「Nワード」が黒人選手をターゲットに連呼されて瞬く間に全米に広がった。これは、深刻な事件として広がりを見せている。

 

ニューヨークでは、ヤンキースの左腕エース、CC.サバシア投手が2日、「メジャー30球団で唯一、Nワードで呼ばれるのはボストンだ。2017年の現在で、こんなことがあるなんて悲しい」と発言している。

 

 

 

❏「Nワード」とは?

 

Nワードとは黒人を人種差別的に扱う表現。Nigger、nigga、Negro などの語が該当する。世界中のどの言葉にも、相手を罵る際に用いるような口汚い表現、下品な表現、使うべきでないと見なされる表現があり、英語にもそうした表現がある。

 

英語では vulgar words (野卑な言葉) swear word(罵り文句)、dirty word(汚い言葉) などと総称され、どれも基本的にはスラングになる。

 

英語では 特定の vulgar words に対する姿勢は非常に厳しく、公の場での発言は激しく叱責され、状況と立場によっては職を追われることにもなる。

 

記事参考:

https://eikaiwa.weblio.jp/column/knowledge/dirty-word