第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する日本代表「侍ジャパン」の1次リーグ初戦となるキューバ戦の先発は石川歩(ロッテ)と発表された。
WBC2017
プールBは日本、キューバ、オーストラリア、中国。このうち上位2チームが第2ラウンドへ進むわけだが、どうみても3強。
初戦の日本対キューバがプールB全体の行方を左右することは間違いないが、日本-キューバ戦の結果次第で、オーストラリアのジョン・ディーブル監督は、負けたほうのチームを叩くという2位狙いで戦略を立てて来るという公算が大きい。
日本-キューバ戦で日本が勝てば、オーストラリアは日本戦を落としても、キューバに勝てば、2勝を挙げて、キューバの上にいける可能性が高くなる。
ふつうはそれが妥当な考え方で、オーストラリアはこの4チームでは完全に2位狙い。全勝を期待されている気の毒な日本代表とは訳が違う。
オーストラリ代表ジョン・ディーブル監督は、昨年11月の「侍ジャパン」のメキシコとの強化試合に、「サンフランシスコ・ジャイアンツのスカウト」として来日。
東京ドームで日本戦をチェックしたが、メキシコ代表が細かい投手リレーで「侍ジャパン」に勝った試合を分析しているに違いない。
フリー・ジャーナリストの石川とらさんによれば、ジョン・ディーブルという監督は、勝ちにいく試合と捨ててもいい試合を明確に見極めて、短いトーナメントを乗り切る采配で定評があるという。
その采配の代表的なものがアテネ五輪。日本はアテネ五輪で「長島ジャパン(采配は中畑氏)」がオーストラリアに2敗して、オーストラリアが銀メダル、「長島ジャパン」は銅メダルに終わった。
日本をよく知る指揮官がどんな戦術をとるかも興味深い
WBC2017 全出場チーム
【A組(韓国・ソウルラウンド)】
韓国
チャイニーズタイペイ(台湾)
オランダ
【B組(日本・東京ラウンド)】
日本
中国
オーストラリア
【C組(アメリカ・マイアミラウンド)】
アメリカ
カナダ
コロンビア
【D組(メキシコ・ハリスコラウンド)】
メキシコ
イタリア
【WBC2017】WBCに気になる各種ルールは?ポイント解説
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