レッドソックスのベテラン右腕・上原浩治が現地7日、敵地でのパドレス戦で7月19日以来のマウンドに上がった。
6対2で4点リードした8回に2番手で登板し、相手の1番からの好打順を13球で三者凡退に抑えた。チームは9回にジーグラー、キンブレルとつないで7対2で逃げ切った。これでア・リーグ東部地区の単独首位に立った。
MLB公式サイトのイアン・ブラウン記者は「コウジ・タイム」とツイートし、右腕の復活のマウンドを盛り上げた。
先頭の1番ジェイをスプリットで空振り三振に仕留めると、2番サルディーナスには高めのストレートを振らせて三球三振。3番マイヤーズはカウント1-2から136キロのストレートで詰まらせてレフトフライに仕留め、3人で片付けた。
Koji Uehara was lights-out Wednesday, and the Red Sox's bullpen might be coming together. https://t.co/sFl8fLIo18 pic.twitter.com/UcOiOEHtEx
— NESN (@NESN) 2016年9月8日
試合後、上原は「取りあえず良かったかなあという感じです。やっと投げられたということしか思っていないので、また次に向けて頑張るだけですね」と振り返った。今後については「接戦で投げられるようにしたいですね」と語った。
ファレル監督は「素晴らしい投球だった。ストライクを投げ、ストレートで空振りを奪う技術が健在だったね。今日の勝利において、コージが復帰したことはチームにとって、より重要なことだった」と手放しで喜んだ。
首位から2ゲーム差で、レッドソックス、ブルージェイズ、オリオールズがひしめく混戦の東部地区。レッドソックスは、明日からロードで首位決戦の対ブルージェイズ3連戦が始まる。その次は、ホームでオリオールズ3連戦。
地区4位のヤンキースも5連勝でワイルドカード争いに絡んできた。ポストシーズンに向けて、最後まで息を抜けない戦いが続く。