前田健太が先発登板という事で日本でもCS局でLIVE中継があったが、この日は、チェイス・アトリー二塁手が、ドジャース移籍後初めてフィリーズの本拠地シチズンズバンク・パークに凱旋した試合だった。
MLB2016
そのアトリーの第1打席は、フィリーたちから1分15秒にわたりスタンディングオベーションを受けるという感動的なシーンだった。
アトリーは、メジャーデビューを飾った2003年から昨年にトレードされるまで、13シーズンにわたりフィリーズで活躍した。ショートを守るジミー・ロリンズとは2003年シーズン終盤から2014年まで二遊間コンビを組んでいたことは記憶に新しい。
アトリーはファンからの歓迎について「決して忘れられない素晴らしい思い出になった」とすると、「言葉では表現できない。ファンからあれほどの応援を受けて、特別な気分になったよ」とコメントしている。
Chase Utley puts on a show in his 1st game back in Philly as a Dodger hitting a HR and a grand slam as LA wins, 15-5 pic.twitter.com/stAQc9zX1L
— Baseball Tonight (@BBTN) 2016年8月17日
試合は、ドジャースが15対5で勝利。 前田健太投手が6回3安打、1四球、9三振、2失点の内容で、今季12勝目(7敗)を手にした。
ドジャースは0対1の5回、アトリーの加入後、外野にコンバートされたハウイ・ケンドリックが8号2ランを放ち、アトリーの9号ソロで逆転に成功。
5対2で迎えた7回にはこの日の主役アトリーから10号グランドスラムが飛び出し、この回、打者11人の猛攻で一挙8点を奪い、試合を決めた。
アトリーは温かく迎えてくれたフィリーたちの頭上に“恩返し”のアーチを2本かけた。