MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

ドジャース移籍のアトリーが古巣の凱旋試合でグランドスラム、前田の12勝目をランサポート

 

前田健太が先発登板という事で日本でもCS局でLIVE中継があったが、この日は、チェイス・アトリー二塁手が、ドジャース移籍後初めてフィリーズの本拠地シチズンズバンク・パークに凱旋した試合だった。

 

 

MLB2016

 

そのアトリーの第1打席は、フィリーたちから1分15秒にわたりスタンディングオベーションを受けるという感動的なシーンだった。

 

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アトリーは、メジャーデビューを飾った2003年から昨年にトレードされるまで、13シーズンにわたりフィリーズで活躍した。ショートを守るジミー・ロリンズとは2003年シーズン終盤から2014年まで二遊間コンビを組んでいたことは記憶に新しい。

 

アトリーはファンからの歓迎について「決して忘れられない素晴らしい思い出になった」とすると、「言葉では表現できない。ファンからあれほどの応援を受けて、特別な気分になったよ」とコメントしている。

 

 

試合は、ドジャースが15対5で勝利。 前田健太投手が6回3安打、1四球、9三振、2失点の内容で、今季12勝目(7敗)を手にした。

 

ドジャースは0対1の5回、アトリーの加入後、外野にコンバートされたハウイ・ケンドリックが8号2ランを放ち、アトリーの9号ソロで逆転に成功。

 

5対2で迎えた7回にはこの日の主役アトリーから10号グランドスラムが飛び出し、この回、打者11人の猛攻で一挙8点を奪い、試合を決めた。

 

アトリーは温かく迎えてくれたフィリーたちの頭上に“恩返し”のアーチを2本かけた。