ア・リーグ東地区で首位を走るオリオールズと西地区3位で首位と8ゲーム差のマリナーズとの間でトレードが成立した。
フラッグディール・トレード情報
オリオールズはマリナーズから先発左腕ウェイド・マイリーを獲得。マリナーズにはキューバ出身の左腕アリエル・ミランダをリリースする。
miley is going to orioles, pending medicals
— Jon Heyman (@JonHeyman) 2016年7月31日
マリナーズは、昨年オフに就任したジェリー・ディポトGMが積極的に先発ローテーションを整備。そのトップが過去4シーズンで30試合以上、200イニング以上を投げているイニングイーター、ウェイド・マイリーの獲得だった。
ディポトが、岩隈のFA再契約よりも積極的に進めたのが、マイリーのトレードによる獲得だった。
マイリーは、29歳とまだ若く、契約も2016年が617万ドル、17年が892万ドルと比較的安い年俸でコントロールでき、18年は1200万ドルのチームオプションとなっていることから、岩隈のクオリファイングオファー(1580万ドル)の拒否からの再契約と比べると、悪くない補強と考えたのかもしれない。
2016 MLB Trade Deadline: Orioles acquire Wade Miley from the Mariners https://t.co/ei9IuMGAgW
— CBS Sports MLB (@CBSSportsMLB) 2016年7月31日
岩隈の場合はドジャースと破談になったことからマリナーズが再契約するわけだが、結局、マイリーは今季、開幕から期待されたパフォーマンスを発揮できず、わずか4カ月でオリオールズにトレードされた。
今季はここまで19試合、7勝8敗、4.98ERA、WHIP1.35、82奪三振。アリゾナで4年、ボストンで1年、シアトルで4月から4カ月でボルチモアへ。西から東へ、メジャー6年間で4球団目の移動になる。
一方のキューバ出身の左腕アリエル・ミランダは27歳だが、メジャーで1試合しかリリーフ登板していないマイナー選手。その1試合が移籍するマリナーズ戦だった。