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【MLB移籍情報】プライスの去就は?ブルージェイズが先発ローテの4、5番手を獲得

 

MLB移籍情報

 

 

ブルージェイズは現地27日、パイレーツからフリーエージェント(FA)となっていた左腕のJ.A.ハップの獲得を発表。『MLB.com』は3年総額3600万ドル(約44億円)でサインしたと報じている。

 

ハップは今季、マリナーズとパイレーツでプレーして11勝8敗、ERA3.61。特にシーズン後半、パイレーツにトレードで移った7月以降は7勝2敗、ERA1.88と好投し、98勝を挙げたパイレーツのポストシーズン進出に貢献した。

 

もともと2012年の途中から14年まではブルージェイズに在籍しており、今回は“復帰”という形になる。他にアスレチックスからトレードで右腕ジェシーチャベス(32)を11月20日に獲得した。

 

 

これによりブルージェイズは、今FA市場の目玉のひとりであるデビッド・プライスの再契約を提示しないという憶測も流れている。

 

ブルージェイズでは、プライスに次ぐ15勝を挙げた14年連続200イニング以上(今季は198.2回)の左腕マーク・バーリー(36)もFAになっている。勝ち頭の2人を失うことになるのか、現状を考えてみた。

 

 

来季のブルージェイズ先発ローテーション編成は?

 

プライスとバーリーがFAで去った場合の先発陣は――。

 

現状では先発1番手は、今季13勝でブルージェイズが唯一クオリファイングオファー(QO)を提示したマルコ・エストラーダ(32)。彼とはQO締め切り前に2年総額2600万ドル(約32億円)の契約を新たに結んだ。

 

2番手は、春季キャンプで左ひざの靭帯を損傷する大ケガから9月半ばに復帰し、登板した全4試合で白星を挙げた若手のマーカス・ストロマン(24)。彼はポストシーズンでも3試合でマウンドを託された。

 

3番手は、ナックルボウラーで11勝のR.A.ディッキー(再契約)。しかし彼は42歳。

 

今回獲得したハップやチャベスは先発4番手から5番手クラスで、MLB.comのデプスチャートでは、6番手がドリュー・ハッチソン(13勝5敗、ERA5.57)になっている。

 

現状では、来季のブルージェイズには強力なエース格が不在で、そういた観点からタフガイのマーク・バーリーとの再契約は必要不可欠かもしれない。

 

昨日も紹介したがデビッド・プライスの争奪戦はカブスカージナルスドジャースジャイアンツ、レッドソックスの5球団が強い関心を示している。