MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

次回のMLBとMLBPAの交渉は1月25日に再開

機構側によるロックアウトは続いているが、メジャーリーグ機構(MLB)と選手会(MLBPA)は次回の労使交渉を日本時間1月25日に開催するようだ。

 

 

MLBMLBPACBA情報

 

MLBとMLBPAの包括的労使協定(CBA=コレクティブ・バーゲニング・アグリーメント)を巡る交渉は現地時間1月13日(日本時間14日)、ZOOMによるオンライン形式で再開したが、ESPNのジェフ・パッサン記者が伝えたところによると次回の交渉を来週の月曜日(日本時間1月25日)に開催する予定だという。

 

 

 

 

再開される交渉は、ニューヨーク州マンハッタンに集まって対面形式で行われる予定で、MLBPA側が先週のMLBの提案に対する対案を提示するという。

 

前回のMLBが持ち寄った案は1月15日にここでも紹介したので気になる方はそれを参考にしてほしいが、今回は「FA資格年数の短縮案」や、デビュー時期を故意に遅れさせて「サービスタイム取得」の操作を防止すること、「メジャー最低保証年俸の引き上げ」「若手選手の待遇改善(給与アップ)」、「ぜいたく税の課税ラインの引き上げ」などを提案するものと思われる。

 

ぜいたく税の課税ラインについては、MLB側がそのしきい値を2億1400万ドルからスタートして最終的に2億2000万ドルまで引き上げるとしていたのに対し、選手会はもっと大きな上限2億4500万ドルを主張している。ちなみに2021年は2億1000万ドルだった。

 

この手の交渉は、どちらかが一方的に譲歩して決まるものでもない。お互いの提案を出し合って対案の応酬で進んでいくものとみられ、複数回の交渉を重ねて最終的には2月中旬から始まるスプリングトレーニングまでにお互いの主張をある程度受けれて新CBAが締結されることになるだろう。

 

他のプロスポーツNFLNBA)と比べて人気の低迷が指摘され、残念ながら「ナショナルパスタイム(国民的娯楽)」とは言えなくなってきたメジャーリーグ

 

1995年の例を見てもわかるとおり労使による金銭面での紛糾は、ファン離れにもつながり、MLBとMLBPAの両者にとってもメリットはないだろう。予

 

定通りにスプリング・トレーニングやレギュラーシーズンを開幕するためには今月末から来月初めまでに大きな進展がなければ、開幕が遅れるという最悪の事態になる。