ドジャースの新ゼネラルマネージャー(GM)にブランドン・ゴームズ氏が就任した。MLB公式サイトによるとこの人事と共に、アレックス・スレイター氏とデーモン・ジョーンズ氏のGM補佐への昇格も発表された。
MLB球団人事
ドジャースの新GMが内部昇格で就任
ロックアウトでチーム編成は凍結しているが、フロントスタッフのオーガ二ゼーションは進んでいる。とくに頂点を目指すトップチームはその動きが顕著といえる。
ドジャースのフロントは、ここでも何度か紹介したアンドリュー・フリードマン編成本部長の功績が大きいことは論を俟たないが、ファーハン・ザイディ(現ジャイアンツ編成本部長)が2018年にライバルチームに引き抜かれて以来、空席となっていた。
ブランドン・ゴームズ氏はドジャースがロサンゼルスにフランチャイズを移して12人目のGM。フリードマン編成本部長の下で働く最初のGMだ。
ゴームズ氏は元メジャーリーガー。ほとんど記憶にない選手だが、それもそのはずでメジャーキャリアは5年間だけ、173試合(すべてリリーフ)に登板し、11勝12敗1セーブ、防御率4.20という成績。
2010年オフ、当時レイズのGMだったフリードマン氏は、ジェイソン・バートレット遊撃手との複数トレードで4選手を獲得。その1人がゴームズだった。フリーマン氏とゴームズ氏はそれ以来の関係らしい。ルイジアナ州ニューオリンズのテュレーン大学の先輩と後輩でもある。
フリードマン編成本部長はゴームズ氏について「2016年の加入以来、我々の成功に不可欠な存在だったブランドンのGM昇格を発表できることを嬉しく思います。次のワールドシリーズ制覇を目指して私たちの継続的なパートナーシップを楽しみにしています」と述べている。
ゴームズ氏は、このオフシーズンの初めにメッツからGM候補として浮上していたと伝えられている。それぐらい有能ということなのだろう。
2人のGM補佐も誕生
さらに、ドジャースはレックス・スレイター氏とデーモン・ジョーンズ氏をGM補佐に加えた。
スレーター氏は以前、チームの野球運営のディレクター(2017-2021)であり、スカウティングのアシスタントディレクター(2015-2017)およびプロスカウティングのシニアマネージャー(2014-2015)を務めている。
ジョーンズ氏は、2020年からワシントンフットボールチームの顧問弁護士を務めたナショナルフットボールリーグ(NFL)出身。野球および事業運営の上級副社長としてナショナルズでも13年間働いる。
この2人のGM補佐の就任でジェフリー・キングストン氏と合わせてドジャースのGM補佐は3人体制になる。
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