故障者リスト(DL)入りしているエンゼルスの大谷翔平が打者として復帰間近であることをエンゼルスが本拠地を置く地元オレンジカウンティーの新聞社が報じている。
大谷翔平NEWS
あくまでも憶測の段階で、チームが公式には発表していないが、複数の報道では、大谷翔平が指名打者(DH)として3日(日本時間4日)の同地区ライバルであるマリナーズ戦の3連戦のどこかで打席に立つことを予測している。
そのほか、エース格の先発投手ギャレット・リチャーズや内外野を守れるジェフリー・マルテもDLから復帰が近いという。
再検査の結果、トミー・ジョン手術を回避する可能性が高くなった大谷だが、その後、打撃練習を再開。6月30日(同7月1日)には同マイナー選手を相手に本拠地エンゼル・スタジアムで、実戦に近い打撃練習や走塁をこなした。
エンゼルスは6月7日のロイヤルズ戦で大谷が4回で降板。大谷は6日付で10日間DLにはいったが、それ以降、8勝13敗と低迷。43勝42敗と5割はキープしているが、アスレチックスまで抜かされて地区4位まで沈んでいる。
2強のアストロズとマリナーズまで11.5ゲーム差。7月のオールスター前にマリナーズとホーム&ビジターで6試合。ナ・リーグのドジャースとのインターリーグ(フリーウェイシリーズ)のホーム&ビジターで6試合が組まれている。
エンゼルス戦にとっては、何とか差を詰めてオールスター後の後半戦に望みをつなげたいところ。
チームは、今季補強したザック・コザート内野手が肩の手術で60日間DLに入ってシーズンエンド。
とくに左打者の数字が悪いのが弱点で1塁手ルイス・バルブエナは打率.211、9本塁打と低迷。コール・カルフーン外野手に至っては1割台4本塁打と話にならないほど低迷している。
それだけに左打ちの大谷が、たとえ2割5分でも数字を残せば、チーム事情は大きく変わるはずだ。当面は、大谷の状態を見ながら、アルバート・プホルスを1塁手に起用して、右投手は大谷、左投手は左キラーのクリス・ヤングというプラトーンでの起用も考えられる。