契約先の決まらなかったベテランスラッガーのホセ・バティースタが、アトランタ・ブレーブスとマイナー契約を結んだ。
37歳のバティースタは、MLBキャリア15年目の所属先がようやく決まった。7球団目になるが、前所属のトロント・ブルージェイズでは中心選手として9年間在籍。10年から昨年までの8年連続20本塁打以上をマーク。
とくに、10年54本塁打、11年43本塁打でア・リーグのタイトルを獲得。10年から15年までオールスターにも6年連続選出された。
ただ、昨季は打率.203、23本塁打、OPS.674、170三振と低迷。
16年オフに1年1800万ドル(2018年、2019年の契約オプション付き)で再契約したが、ブルージェイズは契約を延長せず、史上まれにみるフリーエージェント(FA)市場の冷え込みで、彼もまた売れ残っていた。
MLB.comによれば再建期のブレーブスでサードとしての起用される見込み。
ブルージェイズ時代の外野手というイメージが強いバティースタだが、元は内野手で、07年にはサードで126試合に出場。
キャリア通算でもサードで394試合、ファーストで28試合、セカンドで5試合に出場している。
再建期のブレーブスのサードには、昨年メジャーデビューのパナマ共和国出身24歳のヨハン・カマルゴ(17年、82試合/打率.299/OPS.783/4本塁打)やプロスペクトで2Aクラスのマイナー選手オースティン・ライリー(BP54位、MLB97位)らがいるが、現在は、内外野を守れるメジャー7年目のライアン・フラハーティ(元オリオールズ、3月にFA契約)がサードで出場している。