MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

レッドソックスのセールが15勝目、MLB最速で1500奪三振到達

 

レッドソックスのデーブ・ドンブロウスキー野球運営部門社長は、その手腕が評価されている一人。

 

しかし、2015年オフに大枚をはたいて契約した先発左腕デービット・プライス(7年総額2億1700万ドル=約238億円)は、今季11試合に登板しただけで現在も故障者リストに入り、この2年間で296イニングしか投げておらず、年俸に見合う結果を出していない。

 

それに比べて昨年12月にマイナー選手4人と引き換えにホワイトソックスから獲得した先発左腕クリス・セールは、「サイ・ヤング賞」に当確のような好投を続け、チームの地区首位に貢献している。

 

現地29日のブルージェイズ戦では7回を投げて被安打3、奪三振11、無四球、無失点。これで今季は185回1/3イニングで防御率2.77、WHIP0.91。

 

レッドソックスは3対0で勝利し、セールは15勝目(6敗)を飾ると共に通算1500奪三振に到達した。通算1290イニングでの到達は史上最速記録ということだ。

 

セールは、この日の11奪三振で今季264奪三振。300奪三振まで、あと34まで迫っている。

 

この「シーズン300奪三振」も凄い記録で、達成すれば同じレッドソックスの右腕ペドロ・マルティネスが1999年に記録した313奪三振以来18年ぶりになる。

 

メジャーリーグファンならご存知だと思うが、ナショナルリーグに比べ「指名打者制」があって投手が不利とされているアメリカンリーグ

 

しかも、東部地区は「バッターズ・ヘブン」といわれるぐらい打者有利の球場が多いので、パークファクターを考えた場合、重みが違う数字といえる。