MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

カブスがホワイトソックスの先発左腕ホゼ・キンターナを複数トレードで獲得

 

フラッグディール・トレード情報

 

 

カブスホワイトソックスのトレード成立

 

カブスホワイトソックスの左腕ホゼ・キンターナを1対4の複数トレードで獲得した。

 

今夏のトレード期限前の移籍市場で注目のエリートスターだったホゼ・キンターナに関しては、16年オフからヤンキース等の複数球団が水面下で争奪戦を繰り広げていた。

 

 

しかし、ホワイトソックスの要求が高く、クリス・セールをレッドソックスにトレードした時と同様にトップクラスのプロスペクト複数を要求しているとの情報が流れていた。

 

クリス・セールのトレードでは、ホワイトソックスMLBで3本の指に入るトッププロスペクトあるヨアン・モンカダと、MLB全体でトップ40にランクしているマイケル・コペック、さらにマイナーリーガー1人を加えた3選手を獲得した。

 

 

キンタナ

 

 

コロンビア出身のキンターナは、メジャー通算5年間で154試合に登板し、46勝46敗、防御率3.41。昨季は32試合で13勝(12敗)を挙げ、自身初の2ケタ勝利をマーク。初のオールスターにも選出された。

 

メジャー2年目の13年からはシーズンを通じてローテーションを守り、4年連続30試合以上、200イニング以上に登板し、いずれも防御率3点台と安定した数字をマークしている。

 

魅力的なのはキンターナの契約内容で2017年が700万ドル、2018年が885万ドル。2019年と2020年はチームオプションでそれぞれ1050万ドル、1150万ドル。

 

複数年コントロールできることに加え、もし急激にパフォーマンスが落ちた場合には、100万ドルのバイアウトを払ってオプションを破棄すれば良いというのも球団側には非常に有利だという。

 

キンターナのトレードでホワイトソックスは、ベースボールアメリカのプロスペクトランキングで5位に評価されている右投げ右打ちの外野手イーロイ・ヒメネス(20歳)、右腕のディラン・シーズ投手(21歳、球団内2位)、マット・ローズ一塁手(22歳、球団内30位)、ブライアント・フリート二塁/遊撃手(24歳)のマイナー選手4人を獲得している。