今月末がノン・ウェーバーのトレードのデッドライン(期限)になっているメジャーリーグ。
メジャーリーグ移籍情報
もちろん、その期限を過ぎてもトレードは行われるが、正念場を迎える8月から9月のことを考えて、さらには10月のポストシーズンをにらんで悠長に構える時間やメリットもないことから、「買い手」チームと「売り手」の間では、すでに水面下の駆け引きが続いている。
先日もレンジャーズがブルペン陣の補強のために、今季終了後にFAとなるジョナサン・ルクロイ捕手のトレード放出を画策しているという情報が流れた。ソースはコチラ。
今回はリリーバーにスポットをあてた「夏のトレード期限前の注目投手たち」第3弾を紹介したい。
①二人の中堅クローザー
デビッド・ロバートソン(ホワイトソックス)と A.J. ラモス(マーリンズ)。共に「売り手」チームだから、クローザーのニーズのあるチーム。例えばナショナルズあたりはクローザーを今季も探している。
実績ではロバートソンだが、年俸は1200万ドル(2017)、1300万ドル(2018)と高い。ラモスは650万ドル(2017)で18年は年俸調整のため焦ってトレードに出す必要もない。
②パット・ネシェック(フィリーズ)
オールスターに選出されているリリーバー。ここまで35試合、32回1/3で防御率1.39、WHIP0.87と安定感もある。
③アディソン・リード(メッツ)
セットアップとクローザーの経験がある。775万ドルのリーズナブルな年俸が魅力。メッツでは、野手陣にトレード市場で注目選手が多く、今季終了後にFAとなるジェイ・ブルース、カーティス・グランダーソン、ルーカス・デューダらの関心が高く、ブルペンの貴重な戦力は温存するかもしれない。
投手だけを紹介したが、パプロ・サンドバルが不良債権化したレッドソックスの三塁手や、同じく三塁に人材のいない同地区ライバルのヤンキースなどを個人的には注目している。