昨季、ナ・リーグ東部地区を制したナショナルズが、開幕を前に新クローザーとしてブレイク・トレイネンを指名した。
昨季、ナショナルズのクローザーは、ジョナサン・パペルボンが務めていたが、成績不振からシーズン途中にマーク・マランソンが移籍加入、後半戦だけで17セーブをマークした。
しかし、オフにFAでチームを離れジャイアンツと4年総額6,200万ドルで契約し、空席になっており、誰がクローザーになるかが注目されていた。
28歳のトレイネンはメジャー4年目。昨季は、チームトップとなる73試合にリリーフ登板し、いずれも自己ベストとなる22ホールド、防御率2.28、WHIP1.22という成績を残した。
MLB.comの記事では、オリオールズのザック・ブリットンに匹敵する鋭いシンカーが持ち球と解説している。グラウンド・ボールのパーセンテージは、そのブリットンの80%に次ぐ、65.9%で2位。
奪三振率も8.5で、3年間の平均でも7.7と、上原浩治が奪三振率12.1、メジャー8年間の平均10.1という数値と対比してもピンチで三振を奪って切り抜けれるタイプではない。
ナショナルズは今春、トレネン、ショーン・ケリー、若手のコダ・グラバーの3人をクローザー候補にしていた。