MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

“あの審判”ボブ・デービッドソン審判が引退

 

WBCで疑惑の判定を下さしたMLB審判ボブ・デービッドソンが引退する。

 

デービッドソン審判員が引退=米大リーグ

 

 【ニューヨーク時事】米大リーグ機構は21日、ワールド・ベースボール・クラシックWBC)にも派遣されたボブ・デービッドソン氏(64)らベテラン審判員4人の引退を発表した。

 

 デービッドソン氏は2006年の第1回WBC2次リーグの日本―米国戦で球審を務め、同点の八回の日本の攻撃で、岩村(当時ヤクルト)の左飛でタッチアップしてホームインした三塁走者の西岡(同ロッテ)の離塁が早かったとして得点を取り消し、話題となった。

 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170222-00000038-jij-spo

 

 

 

忘れもしない2006年に開催された第1回WBC。2次ラウンド初戦で王監督率いる日本代表は米国代表と対戦。

 

終盤に犠牲フライで4―3と勝ち越しに成功したが、ここで米国代表は三塁走者の離塁が早かったと抗議。これが認められ、あろうことか判定がアウトに覆ってしまった。

 

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日本代表の勝ち越し点は幻。試合もサヨナラ負けを喫する最悪のシナリオとなってしまったが、米国代表の抗議を認め、判定を覆したのが球審を務めていたデービッドソンだった。

 

メジャーでは、ボークを非常によく取るため異名は“ボーキング・ボブ”と呼ばれていた。

 

デービッドソンのほか、ジム・ジョイス(61)、ジョン・ハーシュベック(62)、ティム・ウェルク(59)もメジャーリーグの審判員を引退するとのこと。

 

ジョイスは、2010年6月2日のデトロイト・タイガースクリーブランド・インディアンス戦で、タイガース先発のアーマンド・ガララーガは完全試合達成にあと1人と迫った場面で、27人目の打者のゴロをセーフと判定。のちにこれを誤審と認めて謝罪した。