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現地10日、トロント・ブルージェイズからフリーエージェント(FA)となっていたベテランナックルボーラーのロバート・アレン・ディッキー投手(42)が、アトランタ・ブレーブスと1年契約で合意した。総額で800万ドル(約8億5,000万円)が保証される。
ディッキーの来季年俸は750万ドル(約8億円)。2018シーズンについてはブレーブス側が選択権を持つ800万ドルの契約オプションがついており、これが破棄された場合は50万ドル(約5,300万円)のバイアウト(違約金)が発生する。
Welcome to #BravesCountry @RADickey43! #ChopOn pic.twitter.com/0gL6uVUmpK
— Atlanta Braves (@Braves) 2016年11月10日
ディッキーは、ブレーブスとの合意について「とても良い感じがしたし、このチームに加われることに期待感を抱いた」とコメント。そして「僕はブレーブスファンとして育ったんだ。いつもほれぼれして見ていたよ」と話している。
42歳の右腕は、2012年にニューヨーク・メッツでキャリアハイの20勝を挙げてサイ・ヤング賞に選出。
翌2013年から今季までは、ブルージェイズで4年連続2ケタ勝利を達成。今季は10勝15敗、防御率4.46という成績で、先発ローテーションに定着した2010年以降で、15敗と防御率はキャリアワーストだった。
加えてブ軍での4年間は、奪三振数が減り、被本塁打数が増えている。これは年齢による球威の低下やホームだったロジャーズセンターはじめ比較的に打者優位の球場が多いア・リーグ東部地区のパークファクターも影響しているとみられる。
キャリア14年間の通算成績は、110勝108敗2セーブ、防御率4.01となっている。