スコット・サービス監督らコーチ陣スタッフ全員が来季も続投すると発表したシアトル・マリナーズ。
MLB契約情報
エースのフェリックス・ヘルナンデスが長期離脱する中で、先発ローテーションの中核としてチームに貢献した岩隈久志が21日、自身のブログで2017年の契約選択権を行使したことを明かしている。
「皆さんお久しぶりです。
シーズンが終了し、ゆっくりオフを過ごしていたら、あっという間にこんな時期になってしまいました。
2016年はメジャーでシーズン自己最多勝利を挙げる事ができました。
あと一歩のところでプレイオフを逃しましたが、最後の悔しさで改めて来年絶対にワールドチャンピオンになると決意したので、充実したオフを過ごしつつ、体のケアもしっかりやっていきたいと思います!
来年もマリナーズの一員として戦える事が嬉しいです(*^^*)
頑張ります!」(一部抜粋)
メジャーキャリア5年目の今季は、33試合に先発して自己最多の16勝12敗、防御率4.12、WHIP1.33だった。メジャー通算では63勝37敗、防御率3.39。日米通算170勝106敗。
対戦相手が岩隈対策として低めのスプリットを警戒する中、アウトの中に占めるゴロアウト/アウトの比率は0.88と昨年の1.46に比べフライアウトが多くなり、1試合の四球数もBB/9も1.46から2.08、FIPも3.74から4.27と悪化した。
それでもチームトップの33試合登板はリーグ4位タイ、199回(同11位)を投げ16勝(6位タイ)とリーグを代表する実績を残し、チームが必要とした先発ローテーションの維持を岩隈が担った。
マリナーズは、このオフに若手の先発右腕T.ウォーカーら投手3人が手術を受けた。来季の先発ローテーションは下記だ。
フェリックス・ヘルナンデス(2019年まで)
岩隈久志(2017年契約更新)
ジェームズ・パクストン
タイファン・ウォーカー
アリエル・ミランダ
(いずれも最低4年はチームがコントロール)
この5人に加えて、今季開幕時には先発ローテに入っていたネイサン・カーンズが一角を争うことになる。