MLB メジャーリーグ物語

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【NLDS】カブス2連勝で王手 ウッド投打に活躍 92年ぶりの珍事も

 現地8日、プレーオフナ・リーグ地区シリーズ(NLDS)が行われ、シカゴ・カブスが5対2でサンフランシスコ・ジャイアンツに勝利、シリーズ2連勝でチャンピオンシップシリーズ(CS)に王手をかけた。

 

 108年ぶりとなるワールドシリーズ制覇を目指すカブスは、先発のカイル・ヘンドリックスと2番手のトラビス・ウッドが投打に活躍を見せた。

 

 初回に1点を先行したカブスは、2回にヘンドリックスの2点適時打などで3点を追加。しかし、ジャイアンツもその後の3回、苦しい投球の先発ジェフ・サマージャを早々にあきらめ、代打を使って2点を返した。

 

 

 さらに4回には、ヘンドリックスの腕に打球が直撃、52球で負傷交代するアクシデントに見舞われたが、中継ぎのウッドが後を引き継ぐと、その裏には自らの本塁打ジャイアンツを突き放した。

 

カブスの5打点のうち3打点が投手によるものだった。

 

 ウッドは公式戦でも77試合に登板してブルペンを支えたが、これが現役通算10本塁打目で、プレーオフで先発以外の投手が本塁打を放つのは、1924年以来、92年ぶりのこととなった。

 

 シリーズの勝者は、NLCSワシントン・ナショナルズロサンゼルス・ドジャースの勝者と対戦する。

 

 同日行われる予定だった両チームの試合は、雨のため10日に延期となった。両チームはその直後、ロサンゼルスへ移動して11日に第3戦を行う。第3戦は前田が登板する予定。シリーズはドジャースが先勝している。