現地8日、プレーオフのナ・リーグ地区シリーズ(NLDS)が行われ、シカゴ・カブスが5対2でサンフランシスコ・ジャイアンツに勝利、シリーズ2連勝でチャンピオンシップシリーズ(CS)に王手をかけた。
108年ぶりとなるワールドシリーズ制覇を目指すカブスは、先発のカイル・ヘンドリックスと2番手のトラビス・ウッドが投打に活躍を見せた。
初回に1点を先行したカブスは、2回にヘンドリックスの2点適時打などで3点を追加。しかし、ジャイアンツもその後の3回、苦しい投球の先発ジェフ・サマージャを早々にあきらめ、代打を使って2点を返した。
Travis Wood goes deep, lights-out 'pen gives #Cubs 2-0 #NLDS lead.
— Chicago Cubs (@Cubs) 2016年10月9日
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さらに4回には、ヘンドリックスの腕に打球が直撃、52球で負傷交代するアクシデントに見舞われたが、中継ぎのウッドが後を引き継ぐと、その裏には自らの本塁打でジャイアンツを突き放した。
カブスの5打点のうち3打点が投手によるものだった。
ウッドは公式戦でも77試合に登板してブルペンを支えたが、これが現役通算10本塁打目で、プレーオフで先発以外の投手が本塁打を放つのは、1924年以来、92年ぶりのこととなった。
シリーズの勝者は、NLCSでワシントン・ナショナルズとロサンゼルス・ドジャースの勝者と対戦する。
同日行われる予定だった両チームの試合は、雨のため10日に延期となった。両チームはその直後、ロサンゼルスへ移動して11日に第3戦を行う。第3戦は前田が登板する予定。シリーズはドジャースが先勝している。