MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

【タイトル争い】AL防御率タイトル争いは田中を抜いてA.サンチェスがトップに

 メジャーリーグも残り数試合。MLBウォッチャーの関心は10月のポストシーズンとタイトル争い。ア・リーグ(AL)の投手部門の防御率(ERA)でトロント・ブルージェイズの右腕アーロン・サンチェスがトップに立った。

 サンチェスは3年目の24歳。27日(日本時間28日)のオリオールズ戦で6回を1失点の好投で、ERA3.06に押し上げ前回登板でAL5位のERA3.12から一気にトップになった。

 この日は、平均95マイルの4シームを武器に10奪三振を奪う力投で、ワイルドカード争いを続けるオリオールズとの直接対決に勝利した。これで、今季14勝目(2敗)、185イニングなどすべてのスタッツでキャリアハイのシーズンとなった。

  1. サンチェス(TOR) 3.06

  2. 田中将大(NYY) 3.07

  3. バーランダー(DET) 3.10

  4. ポーセロ(BOS) 3.11

  5. クルーバー(CLE) 3.14

 ただ、24日にも紹介したが、ALには、規定投球回数にわずかながら達していないデトロイト・タイガースの新人マイケル・フルマー(ERA2.95)が控えており、次の登板次第では一気にトップに躍り出る可能性がある。

フルマーが、6回1/3を投げて自責点4以下の場合は田中将大(ERA3.07)やサンチェス(同3.06)を確実に上回る。

※フルマーに関してはこちらを参考にしていただきたい。

 フルマーのタイガースはワイルドカード進出を争っており、オースマス監督は「(無理に)6回1/3を投げさせるつもりはない。プレーオフで投げることの方が大事」と話し、個人タイトルよりチームの勝利を優先する考えを示している。

 日本人投手として史上初のタイトル奪取が気になる田中は、サンチェスに抜かれた以上、タイトル獲得には次回登板はマストになった。先発を志願しているとの情報もあり、その場合、10月1日のホームでのオリオールズ戦が有力らしい。(10月2日が最終戦

 しかし、田中にとっても28日(日本時間29日)に登板するフルマーの結果が気になる。

田中将大にとっては、あと1/3イニングで、エリート・スターターの最低条件であるシーズン200イニングを渡米3年目で初めて達成する。

次の登板を祈りたいし、期待したい。

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